初めてでも簡単に作れるものは何?ミシン初挑戦におすすめの作品6選
ミシンは必須の家電用品ではありませんが、一台あると手軽にホームソーイングが楽しめるため購入する人も少なくありません。
お子さんの通園や通学に備えてミシンを購入した人もホームソーイングに挑戦したいと購入した人も、使い始めの段階は操作をマスターするのに精一杯かもしれません。
しかしその一方で、「早く何か作ってみたい・・」と逸る気持ちもあるでしょう。
最初から難しいものに挑戦すると挫折することがありますから、今回は初めてでも簡単に縫えるおすすめの作品を6つご紹介します。
自分で作った作品が身の回りに増えるほど、ミシンに対する満足度が増して、創作意欲がどんどん湧いてくるはずです。
まずは簡単なものを作って、ミシンの楽しさに触れていきましょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
目次
ミシンで作品作りに初挑戦する場合に心得ておきたいこと
ミシンを購入したら、誰しもすぐに何か作ってみたいと思いますよね。
しかし作品作りの前にやっておきたいことや、作品作りに際してのポイントがありますのでご紹介します。
作品作りの前に、まずはミシン操作に慣れておこう
ミシンは機械製品なので、初めの頃は説明書を見ても分からないことがあるかもしれません。
ようやく糸の準備や縫い目の設定などができたとしても、実際に縫っていくと、布の種類によってトラブルが発生したり、綺麗に縫えなかったりということが発生することがあります。
親切設計が嬉しいコンピューターミシンなら、操作方法や間違いをお知らせしてくれる機能があるため初心者でも使いやすいのですが、そんな機能に慣れるにも少し時間が掛かるでしょう。
そのため作品作りに挑戦する前に、まずは色々な余り布を使って縫う練習をし、ミシンの特性や操作方法にしっかり慣れておきましょう。
自信が付いた段階で作品作りに挑戦すれば、挫折する失敗も防げそうです。
ミシンで作品を作る際の難しいポイントは、布の端処理
ミシン初心者でも簡単に作れるものは色々ありますが、その制作過程でポイントになるのが布の端処理です。
布の端はほつれてくるため、何らかの処理が必要です。
ミシンによっては、布の端処理に役立つ「かがり縫い」機能などが付いている場合もあり、これを使えば簡単に行えます。
そんな機能がない場合でも、布の端を中に折り込んで縫い合わせていけば端処理ができます。
この方法は少し細かい作業になるため、余り布で慣れておくとよいでしょう。
事前に折り込む部分にアイロンをかけておくと、ミシン操作もスムーズにできます。
縫い物の内容によっては2枚の布を重ねて作れるものもあり、この場合は布の端を中に折り込んで表面から重ね縫いします。
そのため布の端は表面に出ないため、端の処理が必要ない方法と言えます。
しかし作るものによっては、ほつれの原因になることもありますから、必要に応じて端の処理を行いましょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
部屋を華やかに演出してくれる、ファブリック類の作品に挑戦
ミシンに慣れていない段階でも、簡単に作れる作品は色々あります。
中でも部屋を飾るファブリック類は直線縫いで簡単に作れるものが多いので、おすすめの作品を2つご紹介します。
好きな柄の布を選んで、カフェカーテンを作ってみよう
小窓や窓の目隠しとして使えるカフェカーテンは、部屋を素敵に演出してくれます。
買うと高いカフェカーテンも、安い布を購入して作ればとっても安上がりですし、好きな柄を選べることも嬉しいものです。
布の量は少なくて済むので、安い端切れの布を探すのも良さそうです。
また使用していないレースのカーテンや、不用になった夏用のロングスカート生地などを再利用するのもよいアイデアです。
カフェカーテンをミシンで作る場合、必要になるのは端の処理だけです。
ミシン初心者が作るカフェカーテンでおすすめは、突っ張り棒にクリップ状のカーテンレールを通して使うタイプのシンプルなカーテンです。
この方法のカフェカーテンなら、好きなサイズに布を裁断して、布の端は中に二つ折りしてミシンで縫っていくだけで大丈夫です。
布の横幅にゆとりを持たせた長さで作ることで、ドレープ感もばっちりです。
カーテンの上部に突っ張り棒を通すスタイルのカフェカーテンなら、上部5~10センチ程度を下に折って、カーテン本体と縫い合わせるだけです。
余り布などを活用して、色々な柄のカフェカーテンを作ってみましょう。
棚やテーブルに敷く、素敵なテーブルクロスを作ってみよう
部屋を素敵に演出できる布の敷物類も、ミシンで初めて作る作品としてぴったりです。
カフェカーテン同様に、布の端を中に二つ折りして、ミシンで直線縫いして端処理するだけで完成します。
部屋を見回すとテーブルや棚、箪笥や収納ケースなどがたくさんあり、その上に布の敷物を掛けておけば汚れを防止できますし、部屋を素敵に演出できます。
テーブルクロスをハンドメイドする魅力は、棚やテーブルの大きさに合わせてジャストサイズで作れる点です。
また部屋の雰囲気に合わせて、好きなカラーや柄の布を選べるので模様替えなどにも役立ちます。
最初は小さいサイズの敷物に挑戦して、慣れてきたら大きいサイズのテーブルクロスも作ってみましょう。
ランチョンマットなども同じ要領で作れます。
自分専用が嬉しい、オリジナル小物の作品に挑戦
身の回りで使う小物品も手作りできるものが色々ありますから、その中から初心者でも作れるものを2つご紹介します。
読書が楽しくなる、ブックカバーを作ってみよう
本を買うと書店で紙のカバーをかけてもらえますが、このブックカバーをミシンで作ってみましょう。
布製のブックカバーは既製品でも販売されていますが、手作りすれば自分の好きな布で作れます。
本サイズ程度の大きさの布があれば良いので、家にある余り生地で作れること可能で、その場合はお金を掛けずに作れます。
お気に入りの手作りブックカバーなら新しい本を購入するごとに付け変えたくなって、読書も楽しくなりそうですね。
ブックカバーも、作り方は簡単です。
作り方は色々ありますが、今回は簡単に作れる、2枚の布を重ねる方法をご紹介します。
布の端部分を中に折り込んで2枚の布を重ね、端から数ミリの部分をミシンでぐるっと一周して縫っていきます。
その後で本を挟めるような状態にするために、横幅の端を中面に折って、その上下部分を本体と縫い合わせていきます。
本についている表紙カバーを参考にすると、サイズや作り方の参考になるでしょう。
二枚の布は表と裏で柄を変えることで、リバーシブルで楽しめます。
ジャストサイズで作る、専用の巾着袋を作ってみよう
巾着袋は、入れるものに合わせたサイズで作ると使いやすいものです。
お子さんのシューズ入れや用具入れなど、ちょっとした小物入れとして使う巾着袋も、ハンドメイドすればジャストサイズで作れます。
シンプルな形状の巾着袋なら、初めてでも簡単に作れますから挑戦してみましょう。
ますは希望する出来上がりサイズを決め、それに縫い代をプラスした大きさの布を2枚用意します。
巾着袋の上部は紐を通すために袋状にしますから、縫い代も含めて5~8センチほどプラスしたサイズで準備します。
ミシンに端処理の機能が付いたものならそれを活用して端処理を行い、無い場合は折り込んで処理しておきます。
次に準備した2枚の布を裏表に合わせた状態にし、サイドと底の部分をぐるっと縫い合わせます。
紐を通す部分のサイドは袋状にするため、縫いません。
サイドは、紐通しの部分を除いたところから縫い始めましょう。
最後は紐通しの部分を筒状に折って、縫い合わせて出来上がりです。
自分テイストの部屋に演出できる、インテリア小物の作品に挑戦
部屋で使うインテリア小物にも、ミシンを使って簡単に手作りできるものがあります。
ハンドメイドのメリットは、好きなサイズや好きな布で作れる点ですから、オリジナル感溢れるインテリア小物にも挑戦してみましょう。
入れたいものに合わせて作れる、ウォールポケットを作ってみよう
ウォールポケットは郵便物はじめ、身の回りの色々な小物をスッキリ収納できる便利なインテリア小物です。
ポケットの数や大きさを、入れたいものに合わせて作ればとっても使いやすいでしょう。
ウォールポケットはある程度の重みが掛かるので、少し厚手の生地で作るのがポイントです。
デニム系の生地やキルティング生地などが、その一例としておすすめです。
ミシンで厚手の生地を扱うことは、ミシンの性能によって縫い心地が違いますが、この機会に練習してみましょう。
基本的な作り方は、本体にポケットを縫い合わせるだけの作業になります。
本体の大きさはじめ、ポケットの数や大きさは、お好みで決めましょう。
ただし大き過ぎると重みが出て紐で下げた際にタルミが出てしまうので、注意しましょう。
本体は布の端を裏側に折り込んで、端処理を行っておきます。
本体上部は輪の状態にして縫い、そこに棒を通し、棒の端を紐で結んで壁に掛けます。
ポケットはそれぞれに端の処理をし、本体と縫い合わせれば完成です。
柄も思い通りで作れる、オリジナルクッションを作ってみよう
部屋の中のインテリア品で、目立つものの一つにクッションがあります。
このクッションを好きな柄や好きな大きさで作ったら、自分好みの部屋作りに役立ちそうですね。
ミシン初心者の人でも、クッションは簡単に作れます。
ファスナーを縫い付けてクッションカバーを作れば、洗い替えができて便利ですが、ミシンでファスナーを縫い付ける作業は少し難度が上がります。
まずはファスナー無しの、シンプルなオリジナルクッションに挑戦しましょう。
クッションの作り方も簡単です。
基本的な作り方は好きな布を好きな大きさで2枚準備し、布を裏表に合わせ、ぐるっと一周して縫います。
中に市販のポリエステル綿などを詰めますので、その作業ができる部分は縫わないようにします。
周りが縫えたら布を裏返して表面を出し、好みの量の綿を詰めます。
最後は空いている部分を、表面から縫い合わせて完成です。
クッションはもたれることで縫い目がほつれやすいので、二重縫いすると丈夫でしょう。
まとめ
ミシンで初めて作る作品は、できるだけ簡単なものから挑戦していきましょう。
ミシン操作にしっかり慣れたら、今回ご紹介したような簡単に作れる身の回りのファブリック類やインテリア小物などを作ってみると良いですね。
ご紹介した作品は直線縫いが基本でシンプルな形状のものばかりですから、初めてでも作りやすいはずです。
布の裁断やサイズ決めの際には、実際にあるものを参考にすると分かりやすいでしょう。