雑巾を作ろう!ミシン・手縫いでの作り方とオリジナル雑巾アイデア
新学期。
幼稚園や学校の持ち物リストに、雑巾が必ず入っていますよね。
最近では100円ショップでも売っていますが、簡単なのでいらないタオルで作ってみませんか?
ついでに、おうちでちょこっと掃除用も作ると便利です。
こども用の雑巾も作って、一緒にお掃除も楽しいですよ。
ここでは、ミシンまたは手縫いでの雑巾の作り方と自作ならではのかわいい縫い方を紹介します。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
基本のタオル雑巾の作り方
タオル雑巾を縫ったことがあるけれど、ミシンでも手縫いでも布(タオル)が分厚くて縫いにくくて大変だったという経験ありませんか?
特にミシンの場合は、布送りがうまくいかなかったり、モーターのパワーが足りず縫えなかったり、針が折れそうになったりと意外とミシンのトラブルの原因になることも。
スイスイ縫えるよう、ここで簡単に縫えるポイントをおさらいしましょう。
雑巾の材料
基本の材料です。
●フェイスタオル
綿100%のものがおすすめ。
新品でも使い古したものでもOK。
使い古したものの方が柔らかくてお掃除しやすいこともありますよね。
もちろん貰いもので社名などが入っていても構いません。
柄物だとかわいい雑巾ができて、こどもも喜びますね。
薄地のタオルが洗いやすく、絞りやすく、そして乾きやすいです。
●糸
タオルの色に合わせるのが基本ですが、カラフルな糸を使ってもいいですね。
白地のタオルに赤や青などお好みの色の糸を使えば、ステッチが映えてかわいいです。
また色ごとに用途を変えても。
例えば、赤はテーブル用、青は床用、緑はトイレ用などと変えると一目で分かって便利な上に衛生的ですね。
その他に、紐 ぶらさげて収納する場合は紐を付けると便利ですね。
タグ 名前や用途を書いたりできます。
基本の雑巾の縫い方
まず始めに、雑巾を使う人によって仕上がりの雑巾の薄さや大きさを変えると使い勝手がぐっとよくなります。
●薄い雑巾
幼稚園児や小学生が使う場合におすすめです。
フェイスタオルを横半分に切って作ると薄く仕上がり絞りやすく使いやすくなります。
大人が使う場合でも、早く乾したい、細かいところを掃除したいときにおすすめの薄さです。
●普通の雑巾
中高生や大人が使う場合におすすめです。
フェイスタオルを切らずにそのまま縫います。
厚めのしっかりとした雑巾に仕上がります。
頑丈なので、がしがし掃除したい用に。
●小さい雑巾
幼稚園児以下の小さいこどもが使う場合におすすめです。
フェイスタオルを横に4分の1の大きさに切ると、小さな手にちょうどいい大きさの雑巾に仕上がります。
(幼稚園に持っていく場合は園に雑巾の指定サイズを確認しましょう。)
まずは、フェイスタオルをカット
フェイスタオルを切っていきます。
最初に上記のどのサイズ・薄さを作るにしても、雑巾の短い方の辺の両端を切り落とします。
ここは三つ折りになっているので、そのまま縫うと生地が分厚くなり縫いにくく針が折れてしまう原因になります。
薄い雑巾や小さい雑巾を作る場合は、それぞれの横半分または横4分の1に切りましょう。
次に切ったものを折る
両端を切り落としたら、フェイスタオルを折ります。
折ったら、まち針で留めておくと後にずれずに縫いやすくなりますね。
●薄い雑巾
切った端を合わせるように横半分におります。
●普通の雑巾
横4分の1に折ります。
まず片方の短い方の辺の端を中心より向こう側になるように折ります。
次に、もう片方の端を先に折った方の端に合わせるように折ります。
最後に横半分に折れば4つ折りサイズになります。
端が雑巾の中央にくるので、ほつれにくい仕上がりに。
●小さい雑巾
フェイスタオルのもともと端が処理してある方を合わせるように半分に折ります。
仕上がりは8つ折りサイズになります。
最後に縫って完成!
折ったら、ミシンまたは手縫いで縫っていきましょう。
●薄い雑巾
まずは、切った端の辺のみを縫います。
手縫いの場合はぐし縫いで構いません。
縫い終わって筒状になったら、裏に返します。
裏に返すことで、切り端が雑巾の内側に入りほつれなくなります。
あとは端から1cmほど内側をぐるっと一周縫いますす。
ミシンの場合は、角からではなく辺の途中から縫うと楽に縫えます。
角から縫うと布がうまく送れなくなりミシンの故障の原因になることがあるので注意してください。
またこの時、紐を付ける場合は紐の端を雑巾の内側に入れて紐も一緒に縫い付けましょう。
●普通の雑巾
端の1cmほど内側をぐるっと一周縫います。
ミシンを使う場合、薄い雑巾の場合と同じく角からではなく辺の途中から縫うと楽ですよ。
また、紐を付ける場合はこの時一緒に縫い付けましょう。
●小さい雑巾
端の1㎝ほど内側をぐるっと一周縫いますが、最後10㎝ほど縫い残し返し口を作ります。
縫い残した返し口から裏返します。
最後に、返し口の端を雑巾の内側に入れ込み、端を一周ぐるっと縫います。
この場合も、ミシンでは角からではなく辺の途中から縫いましょう。
また、紐を付ける場合はこの時一緒に縫い付けます。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
オリジナル雑巾のアイデア
ここまでで、ぐるっと4辺の周りを縫った雑巾が出来上がりましたね。
でも、これだけでは、使っているうちに雑巾の内側の布がずれてきてしまうことも。
よくあるは雑巾の内側を対角線でバツに縫ったもの。
もちろんこれでもいいのですが、ここでひと工夫すると楽しい雑巾が出来上がります。
こどもも自分の雑巾!
と分かりやすく愛着もわきますね。
初級編
●ボーダー
雑巾の内側に縦か横の線を何本か縫うアイデア。
糸の色をかえても楽しいですね。
●チェック
縦横両方に何本か直線縫いすればチェックに。
大き目チェックもかわいいです。
●ぐるぐる渦巻き
渦巻き状に縫えば、かわいいだけでなく丈夫な仕上がりに。
中級編
●幾何学模様
四角や丸、三角などをいくつか組み合わせて刺繍のように。
簡単でかわいい上、ミシンでも手縫いでも縫いやすいです。
●ハートや星
真ん中にどーんと大きくハートや星の形に縫ってもかわいいです。
もちろん、糸は目立つ色にして、縫い目を主張させて。
●にこちゃんマーク
目と口だけでも十分かわいいです。
ミシンの場合は、ジグザグ縫いにすると縫い目が目立って目と口が分かりやすくなりおすすめです。
手縫いの場合は、刺繍糸や太目の糸で目立たせるといいですね。
●別布を縫いつける
使い古した洋服やシーツなど、綿100%の布を雑巾に縫いつけても。
派手な色や柄物だとより楽しい雑巾に。
ほつれてこないよう、切り端は内側に折りこんで縫い付けます。
上級編
●絵を刺繍
雑巾をキャンバスに見立てて、絵を刺繍してみるのはどうでしょう?
花や鳥、木などミシンでもいいですし手刺繍でも素敵です。
ステッチの練習がわりにもいいですね。
こどもの好きな車や電車を刺繍して、お掃除意欲UPにつなげても。
●刺し子
日本独自の手芸技法である刺し子。
もともとは木綿布や麻布を補強するために木綿糸で模様を縫ったのがはじまりですが、補強目的なら当然雑巾にも応用できますね。
薄くて小さい雑巾なら縫いやすいですよ。
まとめ
雑巾のミシンまたは手縫いでの縫い方とアイデアを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
初めて雑巾を縫う時は面倒に感じますが、一度縫ってしまうとすぐに覚え簡単に手早くできます。
1枚だけ雑巾が必要な場合は、わざわざミシンを用意するよりも手縫いの方が早いかもしれませんね。
自分で作りあれこれ工夫を加えた雑巾であれば、お掃除も楽しくなります。
ちょっとした手間と工夫で毎日を丁寧に楽しく暮らす第一歩に、雑巾作りはおすすめですよ。