今のミシンは手元で操作できるけどフットコントローラーってあったほうが良いの?

今のミシンは改良されて、昔のミシンに比べて段違いに使いやすくなっています。操作は手元でがお約束です。となるとフットコントローラーって必要なのでしょうか。実は便利なフットコントローラーですが、もちろん向き不向きもあります。



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フットコントローラーって何

今の若い人の場合、逆にフットコントローラーを知らない人が増えています。手元スイッチでのミシン操作が当たり前の世代になっているのですね。しかし昔のミシンは足踏み式でした。足で踏んで動かしていたのです。まあもっと昔、最初の日本のミシンは手回し式だったので、これ今のミシンに通じると言ってもいいですね。テーブルではなく正座して使う、と言うところから手回しだったのでしょう。でもその後のミシンは足踏み式で、専用台に固定されていたものも少なくありませんでした。それがコンパクトになるにつれて、ミシンも小型化持ち運べるようになり、専用台も無くなってダイニングテーブルなどに置いて使うようになりました。結果、手元にスイッチがある方が場所も取らずに使えることになったのです。フットコントローラーは、昔の足踏みミシンの足踏みに当たります。手元のスイッチで操作している、縫い始め、縫い終わり、縫うスピードなど足元でやるための道具です。



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今のミシンにも標準で付いてるの

現在のミシンでも最初からついているものもあります。例えば、高価格帯のミシンには家庭用のものでも標準でついています。また工業用や職業用のミシンも、フットコントローラーでの使用がメインです。これが家庭用ミシンの中価格程度になると、オプションでの購入になります。激安ミシンの場合、使用不能なものも一部あるのです。始めは使うかどうかわからない場合、購入時にオプションで付けられるのかどうか聞いておくと良いですね。

フットコントローラーを使うメリットってある

足で操作なんて難しいのではと思うかもしれませんが、実は使い勝手が良いのです。特に初心者は手元スイッチよりも使いやすいのです。

両手が自由に使える

手元スイッチと違って、足での操作なので両手が自由になります。手の自由が効くので、布を押さえたりするのもしっかりと出来ます。初心者の場合手元に集中しますので、この両手が自由に使えるというのは大きなメリットになりますね。ストレッチ性の高い布地とか、ちょっと引っ張りながら縫う必要があるときなど、両手で布が扱えるのは大きなメリットです。

作業効率が上がる

初心者は両手が使えることで安心してミシンを使うことが出来ますが、中級上級者のばあいは作業効率が上がります。目打ちやハサミを手に持ってミシン掛けなどの時、両手が使えるというのはありがたいものです。格段に作業の効率が上がりますね。

デメリットももちろんある

メリットがあればデメリットもあります。

使う場所を選ぶ

足踏みミシンと同じで、テーブルを使わないと利用ができないのがフットコントローラーです。専用台はなくても利用できますが、テーブル前に座っての作業になりますね。なので低いテーブルとかでの作業には向かないのです。加えてミシンとコントローラーを結ぶケーブルが時に邪魔と感じることもあります。足踏みミシンと違ってケーブルが必要なので、どうしてもそうした問題が起きてくるのです。

お値段が結構する

標準で装備してあるミシンは、高価格帯のものです。また工業用や職業用のミシンなので、これも結構価格は高いですね。またオプションでのコントローラーの購入は、これもいささか値段が張ります。

メリットデメリットから考えるとおすすめは

これらのメリットやデメリットを見て、フットコントローラーがおすすめの人と、そうでない人を簡単に分けてみましょう。

フットコントローラーがおすすめ

作業場所に余裕があり、テーブル上での作業が可能だという場合、フットコントローラーはあると便利なので用意したいですね。またソーイングを結構やる、かなり多くの縫い物をするという人にも、フットコントローラーをつけたミシンはおすすめです。また逆に、手でスイッチを操作しながらだと集中ができない、手元操作だと縫い過ぎの時などにすぐに止められないなどの初心者にもおすすめです。

フットコントローラーは特に必要ない

部屋が狭くて作業の場所が十分に取れない場合、また和室なので正座やこたつ使用の生活、等の場合にはフットコントローラーでのミシン使用は難しいですね。やはりどうあっても場所を取るのは仕方のないことです。また、ミシン掛けは本当に時々で頻繁には利用しない人の場合、手元スイッチでもそこそこ縫えるという場合には、フットコントローラーは無くても問題ありません。

まとめ

ちょっと年の行った人の場合、ミシン操作は足でと言う感覚は今でもあるものです。なので手元のスイッチでの操作に、何となく違和感を覚える人も多いでしょう。反対に若い人の場合、フットコントローラーが本当に必要なのか、逆に迷ってしまうことがあります。そんな時には自分の現在の状況を見て、必用か不要か判断して下さい。