幼稚園入園準備でミシン購入を考えているなら知っておきたい4つのこと
幼稚園準備用品には、コップ入れや絵本バッグなど、手作りで用意してほしいと言われるものがあります。
手縫いだけでは厳しいですし、準備にはミシンがあったほうがダンゼンはかどります。
でも、「家庭科の授業以来、ミシンなんて触っていないし大丈夫かな?」なんて、不安になっている方も多いはずです。
今回は、ミシンについて知っておきたい4つのポイントを紹介していきます。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
基本のミシンの種類と特徴をおさらい
シンプルで縫う機能重視の「電動・電子ミシン」、糸の調子を自動でコントロールしてくれる「コンピューターミシン」、刺繍や様々な機能が充実した「上位機種のコンピューターミシン」に分けて紹介しましょう。
電動ミシン
仕組みがシンプルですが、直線縫いの他にジグザク、ボタンホールなど基本の縫いかたができるものがほとんどです。
使う人が糸調子を調整しなければならない、加速なしにパワフルな縫いができないといった扱いの難しさはありますが、価格が抑えられています。
操作は主にフットコントローラー。
電子ミシン
直線縫いの他にジグザク、ボタンホールなど基本の縫いかたができます。
針の動きが電子制御されているので、ストップするときに針が必ず上下いずれかで止まり、速度も無段階で調節できます。
スタートストップが手元ボタンでき、必要に応じてフットコントローラーにも対応します。
糸調子の調整が必要ですが、スピードに関係なく、パワフルに縫え、価格も手頃で、家庭用として過不足ないモデルが多いです。
コンピューターミシン
糸調子や糸通しが自動でできるものが多く、ストレスなくミシン作業ができます。
初心者でセットが面倒という人は、1~3万円前後の糸通し機能ありがおすすめです。
直線縫い、ジグザク、ボタンホールなど基本の縫いかたに加えて、刺繍もデータを読み込ませて行うハイスペックな機能を搭載しているものもあり、液晶・タッチパネルで操作するタイプは、ものも多く、価格も高価です。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
初心者だからこそ機能でカバーするという発想も大事
「使いこなせるか心配だからできるだけ安いミシンにする」という方は多いですが、ミシンの機能が技術をカバーしてくれることもあるのです。
糸調子が仕上がりの縫い目の美しさを決める
価格では電動が安く、次に電子、コンピューターとなっています。
ミシンを扱うときに、最も面倒なのが糸調子の調整です。
電子ミシンでは、スピードに関係なくパワーが出る点では電動ミシンより扱いやすいものの、糸の調整は自動ではないので、目のツレや跳びが起きたときに適切に調整できるか不安が残ります。
ミシンの扱いが不安であれば、機能の絞られたコンピューターミシンがおすすめです。
糸調子が安定していると、目がそろって仕上がりがきれいですし、糸のセットが自動のものなら、出番も自然に多くなります。
1万円を切るミシンもありますが、糸のセットや糸の調整が面倒だと感じる機種は、だんだん使わなくなる可能性が高いものです。
コンピューター制御は初心者の味方
コンピューターミシンの中でも、オリジナルの図案を刺繍できるなどの高機能なものは20万円前後もの価格になりますが、アルファベット程度の刺繍なら数万円前後でも搭載している機種があります。
また、コンピューター制御されていることで、縫い始めや縫い終わりがゆっくりで安心して使え、安定した縫い目になります。
機械が苦手という人こそ、操作がしやすくミシンが技術をアシストしてくるものを選ぶと良いでしょう。
フットコントローラーのメリット
両手を自由に使って操作したい場合に便利なのがフットコントローラーです。
別売りオプションになっていることもありますが、テーブルや作業台を使い、椅子に座ってミシンをかけるときに向いています。
入園準備で作ることが多い製作品と難易度
ミシン購入は、入園準備がきっかけという方も多いですが、どんな製作品がリクエストされるのでしょう?
定番のグッズと、手作りする場合の難しさをみていきましょう。
絵本バッグ・レッスンバッグ
難易度 ★
丈夫でクッション性があるキルティングで仕立てることが多いアイテムです。
厚みのある生地なので、手作りするならやっぱりミシンを使いたいところ。
縁の始末や取っ手の付け方など、一度手順を覚えれば、直線のみで製作可能です。
絵本を入れたり、お持ち帰りのお着替えを入れたり、フタなしの手提げバッグは活躍することが多いものです。
コップ入れやおき替え入れの巾着
難易度 ★★
紐通しをつけて口を閉じることができるようにした巾着もリクエストが多いアイテムです。
紐通し部分の折返しのコツを覚えたら、直線縫いだけで製作可能です。
コップを入れる小ぶりサイズは、分厚くないほうが作りやすいので、キルティングではない素材がおすすめです。
タオル地の場合は、ミシンに噛みやすいので、自動糸調子がついているミシンが向いています。
スモッグ・エプロン
難易度 ★★★
おそろいのものを斡旋してもらえる園もありますが、手作りや各自準備にすると、ぱっと見て自分のものがわかりやすく、準備品としてリクエストされることも多いです。
袖付きのスモッグは、すこしハードルが上がるので、自作するかちょっと悩みどころという方も多いのではないでしょうか。
直線縫いだけで作れる絵本バッグを作ってみると感覚がつかめます。
すこし、面積が大きなもののほうが縫いやすいという方もいますから、「手作りしてみたいなあ」という気持ちがあるなら、チャレンジしてみる価値はあります。
自動糸調子しつきのお手頃コンピューターミシン
ミシン初心者がストレスなく使えるミシンの条件が、「自動糸調子つき」だということがわかりました。
お手頃な価格帯の、おすすめ自動糸調子つきミシンにはどんなものがあるかみていきましょう。
シンガー SC200
糸通し、糸調子、糸切りなど、初心者に嬉しい機能はもちろん、模様の数55種類、デニムもストレスなく縫えるパワフルさを持っています。
液晶表示には、ガイドやエラーが表示されるので、操作を間違えてしまったときにもエラーの対処方法がすぐにわかります。
スタートストップのボタンはランプが点灯して、扱いやすく、ほしい機能がしっかり網羅され、使い勝手の良い機種です。
ジャノメ JN-51
基本機能を押さえ、糸調子が自動なのでストレスなく縫えるコンピューターミシンです。
液晶の文字が大きく、文字盤が暗く文字が光る構造になっているので、見やすく、操作も十字キー式なのでシンプルです。
電子ミシンと並ぶほどの価格帯で、自動糸調子が搭載されているのは、ミシンに慣れていない初心者にも嬉しい特徴です。
ブラザー LS700
液晶がなく、ちょっとゴツいデザインに見えますが、選びたい縫い目メニューをダイレクトでボタン選択でき、サクサクと作業ができます。
ブラザーには、コンパクトなコンピューターミシンのシリーズもありますが、7.5kgの重量があり、安定感があります。
サイズ感は、シンガー SC200とほぼ同じです。
まとめ
ミシンをストレスなく使いこなすには、自動糸調子の機能がついたコンピューターミシンがおすすめだということがわかりました。
コンピューターミシンと言えば、ちょっと効果な上位機種をイメージするかもしれませんが、2万円~5万円ほどの予算でも探すことができます。
手先の器用さに自信がない…という場合こそ、納得できるコンピューターミシンを選ぶと良いですね。