裁縫を趣味としてはじめ、思うように小物や洋服が縫えるようになってくると、そろそろ次のステップ。家庭用ミシンからもう1つレベルアップして「職業用ミシン」が欲しくなりませんか?そんな方に向けて、職業用ミシンのおすすめポイントと便利な機能を紹介します。

こんなに便利!職業用ミシンが買いたくなる5つのおすすめ機能を紹介!

裁縫を趣味としてはじめ、思うように小物や洋服が縫えるようになってくると、そろそろ次のステップ。家庭用ミシンからもう1つレベルアップして「職業用ミシン」が欲しくなりませんか?そんな方に向けて、職業用ミシンのおすすめポイントと便利な機能を紹介します。



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職業用ミシンの特徴

ミシンを購入するとなると、決して安い買い物ではないので、どんな機能がついているのか、家庭用ミシンと何が違うのかなど、いろいろ気になるところが出てきます。職業用ミシンの大きな特徴を紹介します。

抜群の安定感

家庭用ミシンとの大きく違うところは、ミシンそのももの安定感です。縫いながらスピードを上げると、家庭用ミシンだとブルブルと震えるような状態になることもあります。そうなると、まっすぐ縫えなかったり、体に変に力が入ったりして疲れやすくなります。厚めの生地を縫うときはもちろんですが、洋服や小物を作る普通地の布を縫うときにも、スムーズでその安定感を実感できます。

自由自在な速度

「職業用ミシンって速く進みそうで怖い」というイメージはありませんか?その点では家庭用ミシンと同じです。速度調節のレバーによって早さを調節をします。その上で、フットコントローラーでの作業になるので、かえって職業ミシンの方がより微調整が可能です。

静かな音

職業用という言葉からも、音の大きさも気になるところです。モーターは、工業用の強い動力のものを使っていますが、家庭用のものとさほど変わりません。力がある分、余計なことをせずに動かすことができるので、音も抑えられるのでしょう。職業用ミシンのそのパワーから考えると、逆に静かと言えるのかもしれません。



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職業用ミシンのおすすめ機能

では、いよいよ本題です。実際に使ってみてこの機能が良かった!だから職業用ミシンはおすすめ!と感じた機能をあげてみます。いくつかのメーカーから職業用ミシンが販売されていますが、だいたい同じような機能が搭載されていますよ。

自動糸切り

縫い終わった後、ひとつひとつハサミで糸を切るという手間が省け自動でできます。本体にあるボタンを押したり、フットコントローラーのかかと部分にその機能が付いていたりするので、作業がとても早く進みます。

ひざ上げレバー

布押さえを手で上げることなく、膝を使って上げ下げできる「ひざ上げレバー(ニーレフトレバー)」が付いているものが多いです。手で操作するレバーより、ひざ上げレバーを使うことによって、押さえが大きく上がる設定になっていて、1cm以上あがります。厚めの布も縫え、また両手で布を持ったままの状態で縫い始められるので、とても便利な機能です。

返し縫いレバー

家庭用ミシンでは小さなボタンのものが多いですが、職業用ミシンでは大きなレバーになっています。返し縫いは、縫い始めと縫い終わりにその都度必要なので、大きなレバーは使い勝手が良いです。作業効率が上がるポイントの1つです。

ボビンケース取り出し口

開口部が広く設定されていて、ボビンケースの出し入れがスムーズにできます。補助テーブルを設置していても、元の開口部の横にもうひとつ開閉部があるので大丈夫です。糸ゴミや埃のたまりやすいところなので、メンテナンスがしやすいところも良いですね。

針の位置

ミシンをストップさせると、針の位置は「下」で止まる設定のものが多いです。角度を付けて縫い方向を変えるときや、途中で縫うのを止めたときでも、布が動かないので作業の妨げになりません。もちろん、ボタンによって針の位置を「上」で止めることもできます。超低速で縫えるボタンもあるので、あと少しだけ縫いたいという箇所でも細かく縫えます。

職業用ミシンのデメリット

家庭用ミシンでは、全ての作業が1台でできるようにたくさんの機能が付いているものが多いですが、職業用ミシンでは、そうもいかないところがあります。デメリットとなるかもしれないポイントもおさえて、上手に対応しましょう。

直線縫いのみ

基本的に、職業用ミシンでできることは直線縫いのみです。直線縫いに特化している分、縫い目のきれいさ、布送りの正確さは格別ですが、ジグザグ縫いやボタンホール縫いなどの機能は付いていないで、必要であれば、それ用のミシンを別に用意しなければなりません。自分の作りたいものにどのような機能がいるのか、作業スペースに何台までミシンを置けるのかを考える必要がありますね。

上糸下糸の調節

「これが一番ネック」という方もおられるかもしれません。上糸と下糸をセットし、要らないハギレなどで試し縫いをしてバランスを調整します。上糸は本体のつまみで、下糸はボビンケースのネジで調節します。使っているうちに、この布とこの糸ならこれくらいかなという感覚が身につくので慣れてしまえば簡単です。

オイルメンテナンス

家庭用ミシンを使っている時より、一層気になるようになりました。オイルが切れてしまうと、一定の力でフットコントローラーを踏んでいても速度が乱れたり、頼もしい安定感がなくなってしまいます。逆に、頻繁にオイルをさしすぎると、埃などと絡んで故障の原因になったりもします。ミシンの稼働頻度にもよりますが、どれくらいのペースでオイルメンテナンスをした方が良いのか、購入時に相談するとよいでしょう。

まとめ

ミシン1つで、裁縫の楽しさが格段に違ってきます。「ワンピースを縫えるようになったから」「次はコートにチャレンジ!」と、自分へのご褒美のつもりできっかけを作るのも良いですね。職業用ミシンを購入するポイントにしてみてください。