ミシンがあると本当に便利? 手縫いと比較したミシン縫いのメリット
あると便利なミシンですが、購入時には迷うことも多いでしょう。
その理由として、ミシンは一般的に「高い」というイメージがあり、使うシーンや頻度が曖昧な場合は購入を躊躇することがあります。
またミシンは、「操作が難しい」というイメージがあり、自分にも使えるかどうかという点で迷うこともあるでしょう。
そのような購入時の迷いも、ミシンのメリットを知れば判断しやすいのではないでしょうか。
そこで今回は手縫いと比較した場合の、ミシン縫いのメリットをご紹介します。
まずはその便利さを知って、ミシン購入を検討してみてください。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
目次
ミシンなら、直線縫いも綺麗に短時間で仕上げられる
直線縫いは、様々な縫い物の基本です。
この縫い方で、ミシン縫いと手縫いを比較してみましょう。
手縫いと比較してまっすぐ縫え、縫い目が揃っていて綺麗
ミシンで一番よく使う縫い方は、直線縫いです。
直線縫いは手縫いでも充分用を足しますが、縫い目を比較するとその差がハッキリ分かります。
均等な幅で縫えるため縫い目が揃い、見た目の美しさが違います。
布の色と違うカラーの糸を選んだ場合でも、綺麗な縫い目に満足できるでしょう。
また、まっすぐな直線で縫えるため、縫い目が目立つものを作る場合でも安心です。
手縫いには、ならではのハンドメイド感があり、それに適している縫い物もあります。
しかし洋服や袋物やファブリック類など、洗濯が多い生活用品の縫い物には、ミシンが適しているでしょう。
縫い目が丈夫な点も、ミシン縫いの魅力です。
ほつれが気になるものは、やはりミシン縫いの方が安心できます。
作業時間が大幅に短縮できる
ミシンを使用して直線縫いを行う場合、作業時間が早い点も大きなメリットです。
例えば古いタオルを使って雑巾を作る場合、手縫いでは数十分の時間が必要になります。
しかしミシンなら、直線縫いを何往復かしても、数分で完成します。
この作業時間の差は、忙しい主婦の方にとって大変嬉しいポイントです。
暖簾やカフェカーテンのように直線縫いで簡単に作れるものなら、少し大きなサイズでも短時間で作れますし、巾着袋など少し手間が掛かる作品でも、ミシンなら簡単に仕上げられます。
これらのものを手縫いした場合、何倍もの時間が掛かりますし、手間も掛かるでしょう。
簡単にスピーディーに縫い物ができることはミシンの大きなメリットですから、購入を検討する際の判断材料として覚えておいてください。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
ミシンを使えば、色々な作品作りが可能になる
ミシンを使うことで、手縫いでは困難な作品作りにも挑戦できます。
具体的にどんな縫い物ができるのか、みてみましょう。
洋服やカーテンなど大きい作品も簡単に作れる
ミシンを購入して操作に慣れてきたら、挑戦したくなるのがインテリア品や洋服類です。
端切れを使ってカフェカーテンや暖簾を作ったり、既存のクッションに被せるカバーを作ったりできます。
好きな布や部屋に合う布を選んで、オリジナルの作品を作れる喜びは、ハンドメイドならではの喜びです。
このような少し大きなサイズの作品も、ミシンなら綺麗に且つ簡単作業で完成します。
布団カバーや部屋のカーテンなど、サイズが大きくなるほどに手縫いでは大変ですから、ミシンがあれば作れるものの幅が広がります。
また簡単な洋服作りも、ミシンがあれば挑戦できます。
洋服と言っても、ゴム入りのスカートやパンツ類なら初心者でも簡単に作れます。
しかし手縫いとなると大変な作業ですし、縫い目のほつれを考えたら難しい作品と言えるでしょう。
身の回りにあるものを色々作ってみたいなら、やはりミシンの購入がおすすめです。
厚手生地の縫製が可能になる
ミシンは、厚手の布でも綺麗に縫製することが可能です。
この厚手縫いこそ、手縫いでは大変難しい作業になります。
一針一針布を通す作業が大変で、下手をすると針が折れてしまうこともあります。
縫いにくいため、縫い目も綺麗にならないことが多いでしょう。
ミシンの厚手縫いでは、性能によって得手不得手がありますが、速度を落として丁寧に縫うことで綺麗に仕上げられます。
パワフルなフルサイズミシンを利用すれば、デニム地などの厚手の生地も安定して縫うことが可能です。
ミシンがあれば、デニム地の手提げ袋を作ったり、ジーンズの裾上げなどもできるようになります。
ミシンにしかできない、便利な機能を利用できる
一般的なミシンには、手縫いでは不可能な便利な機能が色々あり、ハンドメイドの幅が広がります。
便利な機能の一例を、ご紹介します。
ジグザグ縫いで、布端の処理ができる
一般的なミシンに搭載されている機能の一つに、ジグザグ縫いがあります。
これは直線縫いに並ぶ縫い方の種類で、ダイヤルなどを回して選べます。
この機能は、主に布端の処理に使用します。
布の端は次々にほつれてくるため、それを防止する処理が必要です。
ミシンのジグザグ縫いを選び、布の端の部分を縫っていくことで、ほつれを防止できます。
直線縫い同様にまっすぐ縫っていくだけなので、誰でも簡単にできます。
どんなものを縫製する場合でも、この布端の処理は必要になるため、この機能が利用できることはミシン購入の大きなおすすめポイントと言えるでしょう。
手縫いの場合、端の処理ができる縫い方もありますが、大変根気がいる作業になります。
ミシンなら数分掛らず簡単に処理できますから、手縫いにはない大きなメリットです。
ボタンホール機能で、ボタン穴の作成が可能
一般的なミシンに搭載されている便利な機能として、ボタンホール機能も見逃せません。
これはボタン穴の作成ができる機能で、ハイスペックなミシンでなくても搭載されているケースが多くなっています。
ボタンホール縫い専用の部品があり、それを取り付け、縫い方をボタンホールに合わせるだけです。
ボタンホールの操作はミシンによって多少違いますが、いずれも覚えてしまえば簡単にできます。
ミシンのボタンホール機能を使えば、洋服やボタン留めの小物類に活用できます。
実はこのボタンホールも、手縫いで行う方法があります。
しかし綺麗に仕上げるには技術が必要ですし、上手く縫えていないとほつれてしまいます。
手間も掛かりますから、ミシンで綺麗に簡単にできたら便利です。
こんな方は、ミシン購入がおすすめ
ミシン購入を迷われている方の中で、購入をおすすめしたいケースをご紹介します。
お子さんのグッズや洋服を作ってみたい
ミシン購入を検討するタイミングで最も多いのは、入園や入学シーズンです。
幼稚園や学校で必要になる、用具入れや手提げなどの準備が必要な時で、ミシンを買うかどうか迷われることが多いでしょう。
現在は、手提げバッグも巾着袋も既製品で間に合うことがあり、あえて購入する必要が無いかもしれません。
今回ご紹介したように、手縫いではできないミシンならではのメリットが色々あり、作れる作品の幅も格段に広がります。
もしお子さんのためのグッズや洋服を作ってみたい場合は、ミシン購入がおすすめです。
初心者にも使いやすいミシンや、低予算で購入できるミシンも幅広く揃っています。
購入を決めたら、お子さんに作ってあげたいものや、今後作ってみたいものを考えて、それが可能なスペックのミシンを探してみましょう。
洋服の直しを自宅で行いたい
ミシンを持っていればできることの一つに、洋服の直しがあります。
リメイクの専門店を利用してパンツの丈直しなどを行う方も多いと思いますが、簡単な直しなら自宅でも可能です。
例えば、自宅で着るパジャマやトレパンの丈直しなら、ミシンを使って自分で行えるでしょう。
また洋服の一部にほつれが発生した際なども、自分でミシンを使って直せます。
ご家族が多い場合は、そのような直しも頻繁に発生しやすいため、長期的に見たらミシンの活用度も多くなります。
専門店に出すより、ミシン購入の方が経済的かもしれませんね。
もちろんミシンがあれば直し以外の用途にも幅広く利用できますから、個々の活用頻度に応じて購入を検討してみてください。
まとめ
今回はミシン購入を迷われている方に向け、手縫いにはないミシン縫いの魅力や便利な機能をご紹介しました。
手縫いでは大変な作業も、ミシンがあれば短時間で簡単にできてしまいます。
また作れるものの幅も大きく広がり、オリジナルなハンドメイド作品を自由に作れるようになります。
ご紹介したミシンならではのメリットを参考に、利用しそうかどうかを判断して、購入を検討してみてください。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.rere.jp/beginners/7775/
https://sewing-machine.itbungu.com/%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%81%A8%E6%89%8B%E7%B8%AB%E3%81%84%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%8C%E8%89%AF%E3%81%84%EF%BC%9F%E3%81%9D%E3%82%8C%E3%81%9E%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AA/
http://handicraftsnavi.com/004mishind/016.html