入園準備で使うならコンパクトミシンでも大丈夫?初めてのミシン選びのポイント
ミシンを購入するタイミングを見ると、入園準備に向けて検討するケースが多いようです。
お子さんの入園に際しては個々に準備する持ち物が色々あり、必要に迫られてミシンを購入します。
ミシンがあれば、裾上げやインテリアの小物作りなど色々なハンドメイドが楽しめ、入園準備だけで使わなくなることはありません。
しかしミシンの細かい作業が、人によっては面倒に感じるケースもあります。
そのため、「入園準備に使うだけなら、コンパクトミシンで大丈夫じゃない?」という声もあるようです。
そこで今回は、コンパクトミシンやフルサイズミシンの特徴やコンパクトミシンのメリット、また選び方のポイントなどをご紹介します。
入園準備で初めてミシンを購入する際の判断材料として、参考にしてみてください。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
コンパクトミシンとフルサイズミシンの違いとは
まずは知っておきたい基本情報として、コンパクトミシンとフルサイズミシンの大きな違いや使い勝手についてご説明します。
サイズが違うと同時に、パワーが違う
コンパクトミシンとフルサイズミシンの大きな違いは、当然ながらそのサイズ感です。
二つを並べて見れば、ハッキリと大きさの違いが分かります。
一方、機能面を比較すると、その差は少ないかもしれません。
コンパクトミシンでも便利な機能が搭載されており、また入園準備に魅力的な機能も満載です。
値段的にはコンパクトミシンの方が安く購入できる傾向があるため、「小さくても問題ないのでは…」と、迷う方もいるでしょう。
しかしサイズの違いによって、性能面で大きな違いがでてきます。
コンパクトミシンは、フルサイズに比べてパワーが弱いというデメリットがあります。
もちろん簡単なソーイングには問題はありませんが、厚手の生地を縫う際などにその差が出てきます。
またパワーがあることで、安定して縫いやすいと言う特徴もあります。
実際にはミシンの種類やレベル、メーカーなどによっても差が出てきますが、コンパクトミシンがパワー面で劣ると言う点は押さえておきたいポイントです。
耐久面でも、フルサイズの方が長持ちしやすい傾向があるようです。
ソーイングスペースの違いは作業のしやすさに影響する
ミシンのサイズが違うということは、作業時のスペースも狭いことになります。
ソーイングのスペースが狭いと、布の返し時などに作業しにくい傾向があります。
小物類などを縫う際には影響がありませんが、洋服など布地が大きくなるほどに狭さが気になるはずです。
またミシンは、糸を順に通したり下糸を準備したりと細やかな作業が多く、面倒なことが嫌いな人にとっては、その準備自体が億劫になりがちです。
その上ソーイングスペースが狭いと、さらにイライラしてしまう可能性があります。
作業のしやすいさも考えて、サイズを選ぶようにしましょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
コンパクトミシンを選ぶメリット
気になるコンパクトミシンについて、そのメリットをご紹介します。
予算を押さえて、ミシンを準備できる
「ミシンを購入する予算がないけれど、入園準備に必要…」。
そんな時は、なるべく低価格のミシンで検討したいはずです。
しかしミシンは機械ものなので、すぐに壊れるようなものでは逆に無駄遣いになってしまいます。
耐久性や性能に安心感があるもので選ぶなら、有名なミシンメーカーの製品がおすすめです。
ミシンメーカーのものでもコンパクトミシンなら、同程度のフルサイズミシンと比較して安く購入できる傾向があります。
多機能タイプでメーカーのミシンでも、コンパクトサイズなら予算内で購入できるかもしれませんね。
入園準備や簡単なソーイングで使うミシンとして、低予算で準備する一つの方法としてコンパクトミシンという選択もあるでしょう。
省スペースで保管しやすく、持ち運びも楽
コンパクトミシンを選ぶ方の理由の一つに、持ち運びの良さがあります。
テーブルなどの上に持ち運んで使うことが多いため、軽い方が断然準備がしやすいのです。
実際にフルサイズミシンとその重さを比較すると、かなり違うことが分かるでしょう。
簡単なミシン作業を頻繁にされる方や重いものの持ち運びが困難な方などは、コンパクトサイズが重宝します。
また収納するスペースを取らないことも、コンパクトミシンの魅力の一つです。
押し入れのちょっとした空きスペースや、棚の上などにも省スペースで保管できます。
入園準備だけなら、コンパクトミシンで大丈夫なのか
入園準備に使うなら、本当にコンパクトミシンで大丈夫なのでしょうか。
実際に購入した人の傾向なども踏まえて、具体的に見ていきましょう。
入園準備だけなら、コンパクトミシンで充分に間に合う
もし入園準備だけにミシンを使うのであれば、コンパクトミシンでも充分に間に合います。
入園に際して必要な小物入れやグッズなどは簡単に作れるものが多く、サイズも小さめのものが多いため、機能的にも性能的にもコンパクトミシンで大丈夫でしょう。
またその後も、簡単なソーイングに利用できますから何かと役立ちます。
学生時代などにミシンを使ったことがあり、「自分には向いていないから、今後もあまり使わないだろう…」と考えている人なら、コンパクトミシンで検討してみても良いでしょう。
もちろん、フルサイズミシンでもお手頃価格やシンプル機能のタイプがありますから、その選択もおすすめです。
しかし今後、ミシンの利用が増えそうな方やハンドメイドに興味がある方なら、フルサイズで検討した方がよいかもしれません。
ミシンを使い続けるケースが多いため、その点が選ぶ際のポイント
入園準備でミシンを購入した人の多くは、その後もミシンを継続的に使っています。
お子さんの成長に合わせて持ち物などをハンドメイドしたり、洋服の裾上げや直しなどにも利用できます。
最初はミシン操作に四苦八苦した人も慣れてしまえば、その便利さに気付くはずです。
例えば裾上げなどが必要になった場合、専門店にお直しに出すと相当な値段になりますが、自宅でサッとできれば大変便利でしょう。
中にはミシンを使い続けるうちに、ハンドメイドの楽しさにハマってしまう人もいるようです。
そんな風にフル活用する場合は、パワフルで広々と使えるフルサイズミシンが使いやすく、コンパクトミシンを購入して後悔するケースもあるようです。
以上のことから、入園準備でミシンのサイズを決めるには、その後の利用度がポイントになってきます。
フルサイズで購入しておけば入園準備はもちろん、その後の様々な利用にも使いやすいと言えるでしょう。
入園準備でコンパクトミシンを選ぶ場合のポイント
同じコンパクトミシンでも、その種類や性能に差があります。
入園準備のミシンをコンパクトサイズで決めた場合、どんな点にポイントをおいて選んだらよいのでしょうか。
特に気をつけたいポイントを2つご紹介します。
電子ミシンとコンピューターミシンの違い
コンパクトサイズのミシンにも、電子ミシンとコンピューターミシンの二種類があります。
この二つはミシンを動かすシステムが異なり、性能やできる作業にも差があります。
特に入園準備で使う場合は、文字や刺繍縫いができるかどうかが気になるポイントです。
この操作が可能なのは、コンピューターミシンです。
お子さんの名前や可愛い刺繍をしてあげたい方は、コンパクトサイズのコンピューターミシンを選びましょう。
コンピューターミシンは操作がパネルで設定でき、誤操作をエラー表示してくれる便利なものもあります。
初心者の方でも使いやすく、自動糸切りなどの便利な機能が搭載されているものもあります。
価格的には電子ミシンよりも高い傾向がありますが、コンパクトサイズなら購入しやすいでしょう。
一方、電子ミシンは、よりシンプルなタイプです。
文字や刺繍縫い、パネル操作などの機能はありませんが、入園準備のグッズ作りにも、一般的なミシンソーイングにもしっかり対応してくれます。
逆にパネル操作が苦手な人なら、電子ミシンが適しているかもしれません。
電子ミシンは低価格で購入しやすいため、刺繍や文字縫いが不要で、かつ予算を押さえて準備したい方におすすめです。
耐久性や性能を考慮して選ぶポイント
入園準備のために購入したコンパクトミシンでも、お子さんが増えたり、学校に行ってからも使用することを考えると、耐久性を考慮して選ぶ必要があります。
性能や耐久性に優れているのは、有名なミシンメーカーの製品でしょう。
ネット通販などを見ると、無名メーカーの格安ミシンを見かけます。
ある程度の機能がついていると、その安さに気持ちが動きますが、長持ちするかどうかは不明です。
そのようなミシンの場合、実際に性能や耐久性に劣るケースが多く、結局著名なミシンメーカーの製品に買い替えることになります。
最低でもミシンメーカーの製品を選ぶことが、長く使うためのポイントと言えるでしょう。
ミシンメーカーの製品でも、型落ち品などは比較的安く販売されています。
予算内で良いコンパクトミシンを準備する方法として、検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回は入園準備でコンパクトミシンを検討されている方に向け、参考になる情報をあれこれご紹介しました。
ミシンを購入すると、入園準備以外にも利用するケースが多く、本格的なハンドメイドを始められるケースもあります。
そのような場合は、性能的にも使いやすさの面においても、フルサイズミシンが適しています。
入園準備だけ、あるいは簡単なミシン作業のみに使用するのであればコンパクトサイズでも充分ですが、幅広く利用する可能性があれば、フルサイズで選んでおいた方が無難でしょう。