入園準備にミシンはなぜ必要?最初のミシンを選ぶポイントとおすすめ商品
お店でミシンが一番売れる時期は3~4月の春先です。
これはお子様の入園、入学時期と重なるからで、子供の持ち物を作ったり、直したり、刺繍を入れたいと考えるお母さんが増えるから。
ミシンも多様化して、なにがどういいのかわからないですよね。
そこで今回は、子供のためのミシンの選び方と、おすすめ商品をあわせてご紹介します。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
入園入学準備にミシンは必要か
入園入学準備時期に、ミシンの売れ行きがとても上がります。
先輩ママ友がいれば、「簡単なものでいいからミシンはあった方が良い」とアドバイスされるかもしれません。
では、なぜミシンが必要になるのでしょうか。
まず、幼稚園や保育園では、お道具箱や着替えを入れる手提げバッグや手提げ袋、お弁当入れやエプロンや頭巾など、様々なものを用意しなければいけません。
もちろん既製品でも大丈夫ですが、たくさんのお友達と同じ教室で使うので、特徴がないとわからなくなってしまうこともあります。
よく、大きなアップリケや刺繍を付けた手提げバックを持った園児さんを見るのは、お子さんでも自分の持ち物だとわかりやすくするためです。
では小学校はというと、幼稚園ほどではありませんが、身の回り品に名札をつけたり、給食袋を作ったりすることもあります。
上級生になるとあまり自作のものは使わなくなりますが、たとえば少年団に入れば背番号を付けることもありますし、遊んでいるときに服を破ってしまったり、裾をあげたりとミシンが活躍する場は少なくありません。
このため、簡単なもので良いからミシンはあったほうがいいと言われるわけです。
もちろん手縫いが得意なお母さんお父さんがいればなくても大丈夫ですが、忙しいときに時間を作ることを考えれば、やはりミシンはあるにこしたことはありません。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
最初のミシンでチェックしておくポイント
ミシンも多様化し、いきなりお店にいってもどれがいいかわからないかもしれません。
多機能なものは汎用性が高く、お子さんの身の回り品だけでなく、様々な裁縫仕事の助けになりますが、すべて使うかといわれると迷ってしまいます。
最初の一台を選ぶには、まず3つのポイントを重視すると、ぴったりの一台を選びやすくなります。
電子制御かコンピューター制御か
最近のミシンには、電子制御とコンピューター制御の2種類があります。
電子制御は、スイッチやボタンで操作でき、機能もシンプルで知識がなくても扱いやすくなっています。
コンピューター制御は多機能で、やりたいことをプログラムでサポートしてくれて、間違った使い方をしたときや、失敗や故障に繋がるミスを予防してくれる機能もあります。
お子さん用の簡単な手提げバッグなどであればどちらでも十分綺麗に、早く作ることができますが、最初の一台としてはコンピューター制御のほうが圧倒的に使いやすくなっています。
その後も長く使うことを考えれば、作業の幅が広がるコンピューター制御をおすすめします。
コンパクトミシンとフルサイズミシン
お店に並ぶミシンを見てみると、小さめのものと大きめのものがありますよね。
これは具体的に目安があり、コンパクトとフルサイズに分けられます。
コンパクトは機能を落とした分小型で、持ち運びや収納が楽な反面、モーターの出力が弱いのでやわらかい生地や、短時間の作業に適しています。
フルサイズは大きくて重たく、持ち運びには向きませんが、多機能でモーターの出力が強く、ジーンズやレザーなど硬い布にも対応しています。
もうひとつ明確な違いが、作動音です。
モーター出力が弱いコンパクトミシンのほうが静かだと思われがちですが、実はフルサイズのほうが動作に余裕があり、本体が重いので振動が少ない分静かです。
ベッド部分が広いので作業もしやすいですし、初めての一台にはフルサイズのほうがおすすめです。
お助け機能がついているかどうか
最近はおもちゃのような安くて小さいミシンもありますが、出力さえ考えて作業すれば仕上がりに問題があるわけではありません。
ただし、あまりにシンプルなものは最初の一台としてはおすすめしません。
なぜなら、機能が少ない分ユーザーガイド機能が少なく、ちょっとした手違いでトラブルや故障に繋がってしまうからです。
ミシンをはじめて使うときに、まずつまずくのは糸通しの方法です。
上糸と下糸をセットしなければいけませんが、はじめてだとなかなかわかりにくいです。
多機能ミシンには、指示どおりに通せば簡単に糸通しをできたり、針にワンタッチで糸を通せるものもあります。
また、コンピューター制御なら、自動で糸調子を調整してくれるものもあります。
慣れていればシンプルなものでも十分扱えますが、最初はガイド機能が多いほうが安心です。
最初の一台におすすめのミシン5選
では、実際に機能別に選ぶとどういったモデルがあるのでしょうか。
実際に、種類別におすすめモデルを厳選してみました。
フルサイズミシンのおすすめ:シンガー モニカピクシー DX 5720
操作性と耐久性が人気のシンガー社製のモニカピクシーの改良版です。
好評だった操作性と耐久性はそのままに、設定のわかりやすさや安心のガイド機能が追加されています。
電子ミシンなのでシンプルで使いやすく、価格も安いので、フルサイズミシンでコスパのいいモデルを探している方にぴったりです。
コンパクトミシンのおすすめ:ブラザー PS202
コンパクトで軽量な本体に、様々な機能を盛り込んだ人気モデルです。
縫い模様は20種類あり、液晶ディスプレイで設定項目を確認できます。
糸通しの目印もわかりやすく、いちいち説明書を出す必要もありません。
ゆっくり縫い始め、徐々にスピードを上げる「ゆっくりスタート」も初心者にはうれしい機能です。
コンピューターミシンのおすすめ:ブラザー Family Marker FE1000
コンピューターミシンは多機能さが売りですが、価格も上がりがちです。
そこでおすすめなのが、ブラザーのFamily Marker FE1000です。
わかり易い文字表示の液晶ディスプレイや、糸通しガイド機能も助かります。
刺繍機能付きで、自作のイラストを刺繍に起こすこともできます。
電子ミシンのおすすめ:ブラザー Teddy35
とにかくシンプルなミシンがいいという方におすすめなのが、ブラザーのTeddy35です。
フルサイズミシンとコンパクトミシンの中間的なサイズで、作業しやすく持ち歩きもしやすい設計です。
ボタンなどもシンプルでわかりやすいながら、糸通しガイドや自動糸調子など、助かる機能もついています。
初めてミシンを使う方におすすめ:シンガー CREER exy CE51
少し値段は高めですが、とにかく初心者に優しいミシンを探しているなら、シンガーのCREER exyがぴったりです。
21種類のガイド機能で、糸通しから縫い終わりまで困ることがなく、様々な生地の質にも対応します。
なにか手順を間違えれば警告ランプが付き、失敗防止機能もばっちりです。
まとめ
ミシンは日々使うものではありませんが、あれば絶対に助かるアイテムです。
自作したバッグはお子さんの思い出にも残りますし、衣服などの直しもしっかりしてあげたほうが安心です。
ミシンは多機能化して選びにくくなっていますが、用途に合わせて考えれば難しいことはありません。
大きな買い物になるので、後悔のないよう使いやすい一台を見つけてくださいね。
参考URL・参考文献・根拠など
シンガー モニカピクシー DX 5720の製品情報について
https://www.mishin-shop.co.jp/maker/singar/dx5720.html
ブラザー PS202の製品情報について
https://www.brother.co.jp/product/hsm/practical/ps202/index.aspx
ブラザー Family Marker FE1000の製品情報について
https://www.brother.co.jp/product/hsm/embropc/fe1000/index.aspx
ブラザー Teddy35の製品情報について
https://www.brother.co.jp/product/hsm/practical/teddy35/index.aspx
シンガー CREER exy CE51の製品情報について
http://singer.happyjpn.com/product/detail/id=6307