使わなくなったミシン、これどうしたらいいの? 廃棄かそれとも

どんな品でもそうですが、いつかは壊れるものです。

そしてどんな製品でも、新型は開発されるものです。

結果、古くなったものの処分は、考えなくてはなりません。

自宅にあるミシンも、いつかは壊れますしまた使わなくもなります。

そうした場合どう処分したら、いいのでしょうか。

廃棄するならリサイクルするならと、ちょっと迷ってしまいますね。



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昔のミシンは単純だった

今でも時々見かけるのが、足踏みミシンです。

電気を使わずに、脚で踏むことによって動かす、人力ミシンです。

直線縫いしか出来ませんし、あまり特徴はありません。

しかし丈夫なことは、今のミシンとは比べ物になりません。

何と言っても電気を使っていませんので、ちょっとの故障なら自力でもおかしいと思った場所を分解して、なんとかすることも出来ました。

部品さえあれば、半永久的に使用ができたものです。

親から子に、受け継がれていったミシンも多かったのです。

直線縫いしか出来なくても、かなり厚手のものでもしっかり縫ってくれました。

手縫いよりは格段に早かったので、当時の人にはまさに革命的な道具でしたね。



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ミシンは家電に精密機器になった

人力で動くミシンは、適宜縫う時の速さも自分の足で調節ができました。

直線縫いだけだったので、初心者にはもってこいだったのです。

しかし世の中進んでいきますと、縫うということ自体もさらに速さと便利さが要求されてきます。

結果できあがったのが、電気で動くミシンです。

電動ミシンと呼ばれるもので、これもほとんどが単純な作りでした。

しかしそれがあっという間に、電子ミシンからコンピューターミシンにまで発展していったのです。

電動ミシンならまだしも、コンピューターミシンにまでなるとさすがに、故障が起きたらもう素人の手には負えません。

修理を頼むかそれとも、壊れたら廃棄して新型を購入かということになってきます。

精密になればなるほど、機械はどうしても繊細になってきます。

壊れるということも珍しくなく、ある程度の年数が経てば壊れて当たり前、ということになるのです。

半永久的に使用ができた足踏みミシンとは格段の性能を誇りつつ、使用年数という点では流石に負けてしまうのが今のミシンですね。

ミシンを廃棄しなくてはならない時

小型のミシンならそれほど場所は取らないというものの、それでも収納スペースには限りがあります。

ミシンを廃棄しなくてはいけないと思われるのは、どんな時でしょうか。

使わなくなった時

特に子供が小さい時、着ているものや持ち物に名前を刺繍したりするのに、ミシンは大きく役に立ってくれます。

また道具袋など、幼稚園や保育園では必要なものも、ミシンがあれば簡単にできます。

なのでお子さんができた時にミシンを購入する家庭、多いですね。

しかしお子さんも大きくなり、特にミシンを趣味で使うわけでもない場合、これはもうクローゼットの肥やしになってしまうこともあります。

また単に、縫い物は趣味だったけど飽きてしまった、などというケースもあります。

結果、使われなくなったミシンが、収納場所に鎮座してしまうのです。

壊れてしまった時

ミシンの調子がおかしくなって、それが保証期間内なら修理にと言う人は、これは多いです。

しかし数年使用して、そして壊れたもしくは調子が良くなくなったという場合、修理に出す人は少なくなります。

買い替えを考える人、これを機会にミシンはもう使わなくなる人、様々です。

あとは廃棄しか無いか、と考えても当然かも知れません。

昔の足踏みミシンと違って、自力でどうこうできるような今のミシンではありませんので、仕方ないこととも言えます。

新しい性能搭載のミシンが欲しくなった

他の分野でもそうですが、特に電気製品に関しては新型や新性能の物が出ると、どうしても試したくなる人がいます。

マニアまでは行かなくても、新型は使ってみたいと思う人、少なくありません。

縫い物が趣味で大好きという人の場合、古い型のミシンでどこまで出来るかの挑戦をする人もいます。

しかし新型のものが出れば、その性能でもっといいものを作れると、買い替えを考える人もいるのです。

そんな場合、古いミシンはと言えば、これは廃棄になってしまいますね。

ミシンの廃棄はどうしたらいい

使わなくなったミシン、やはり捨てることを考えなくてはなりませんが、それでもいくつかの方法は選べます。

今のミシンは何しろ、ある程度精密機械と言って差し支えありません。

物によっては、リサイクルできるパーツが有ることもないではないのです。

なのでまずはミシンの型などを、専門のリサイクル業者に伝えてどうなるのか聞いてみるのがおすすめです。

その結果で、単に廃棄かリサイクルかを決めるのがいいですね。

廃棄する場合は自治体かそれとも

単に廃棄と決めた場合、もう壊れていてどうしようもない場合は、自治体かもしくは回収業者に頼むのが一般的です。

自治体の場合、その自治体によって処分のタイプが違うことがあります。

またサイズによっても、粗大ごみになるか不燃ごみになるか、そこも違いがあります。

なのでまずサイズとミシンであることを伝えて、どちらになるかをその自治体に聞いてみて下さい。

殆どの自治体の場合、粗大ごみになることが多いですね。

粗大ごみは回収料金がかかりますし、回収場所に持っていく必要があります。

業者の場合、料金的には自治体よりも高いことが多いです。

ただ回収に来てくれますので持っていくという問題はありません。

また業者によっては、リサイクル品として無料回収に変えてくれることもあります。

ただこの時、業者をきちんと選ばないと不正な料金を取られたりすることもありますので、注意して下さい。

ミシンが使えるならリサイクルも

まだ壊れていないミシンや、愛着のあるミシンの場合、ただ捨てるのはちょっと悲しいと思いませんか。

そういった場合は、リサイクルをして下さい。

欲しがっている人に上げるとか、オークションに出すなどの手があります。

またリサイクル業者に見てもらって、引き取ってもらう手もあります。

リサイクルショップが近くにあれば、そしてミシンも扱っているなら、そこに持ち込むてもあります。

どれも多少手間がかかりますが、ただ捨てるのはもったいないと思ったら、リサイクルを目指してみて下さい。

古いミシンを処分するなら

足踏みミシンなど古いミシン、ある時発見してしまったとか、親が使っていたものを譲られたなどの場合、どうしようかと悩むことがあります。

というのも、足踏みミシンの場合殆どが台付きです。

足もついています。

結果場所を取ります。

普通の今どきのミシンでさえ、置き場所に困るのにこれでは流石に、と処分を考えてしまいますね。

でもこういった古いミシン、ただ自治体の粗大ごみにするのは実際もったいないです。

古いもの、アンティークのマニアというのは結構多いです。

なのでオークションに出してみると、意外な高値がついたりします。

アンティーク専門の業者もありますので、状態のいい装飾性の大きなミシンの場合、相談してみるのがおすすめです。

またもし地域に、博物館などあった場合、そこにも問い合わせてみて下さい。

展示品として喜んで引き取ってくれることがありますので、そういった処分法なら古いミシンも浮かばれるというものです。

まとめ

ミシンは家電製品なので、そこも踏まえての処分が必要です。

廃棄の場合は、業者や自治体への相談は欠かせません。

ただもし、単に捨てるのはもったいない、まだ使用が可能、今ではちょっと手に入らないタイプ、等の場合はリサイクルやオークションも考えてみて下さい。

捨てるのは何時でも出来ますが、だれかの役に立つ処分法も視野に入れておきたいですね。