使いやすいミシンはどんなもの?ママに最適なミシン選びのポイント
子どもの入園や入学をきっかけに、ミシンを準備するケースが多いようです。
ミシンは機械ものですし専門用語も色々出てくるので、初めてミシンを探すママにとっては分からないことだらけかもしれませんね。
しかもミシンは種類や機能によって幅広く揃っているため、最適なものを選ぶのに一苦労しそうです。
そこで初心者でも使いやすいことにポイントをおいて、入園や入学準備の使用に適したミシンのタイプや機能についてご紹介していきます。
ママに最適なミシン選びのポイントとして、参考にしてみてください。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
初心者が使いやすい、おすすめのミシンの種類とは?
ミシンは用途に合わせて種類があり、一般家庭でよく使われているものは家庭用ミシンです。
その他には、専門的な工業用ミシンや職業ミシン、ロックミシンなどがあります。
家庭用ミシンは大きく分けて3種類あり、電動ミシンと電子ミシンとコンピューターミシンです。
電動ミシンはその構造がシンプルなのが特徴ですがパワフルさや使いやすさに欠けることもあり、現在家庭で使われているミシンの多くは、電子ミシンとコンピューターミシンです。
まずはこの2つについて、各々の特徴を押さえて選ぶ際の参考にしましょう。
電子ミシンの特徴
電子ミシンは機械的な構造で説明すると、電子の回路により針の動きやスピードを制御するミシンのことです。
縫い目の種類や長さなどは、手動のダイヤルを回して設定します。
シンプルなダイヤル操作で使えるため、複雑な操作が苦手な人には使いやすいでしょう。
コンピューターミシンと比較した場合のメリットは、電子ミシンは値段が安いという点です。
しかし電子ミシンには間違った操作をした場合のメッセージ機能がないため、初心者でミス操作を繰り返すと壊れが生じやすい傾向があります。
またコンピューターミシンと比較すると、選べる模様縫いの数は少なくなっています。
コンピューターミシンの特徴
コンピューターにより縫い目の長さやスピードなどを制御するのが、コンピューターミシンです。
本体にパネルがついていて、この部分やボタンでミシンの操作を行います。
ボタンを押すなどの簡単操作で設定ができるため、初心者にも使いやすいミシンです。
誤って操作した時などはメッセージで知らせてくれるためミス操作を防止でき、初心者でも安心感があります。
コンピューターミシンは縫える模様の数が大変多く、また刺繍が可能なものもあります。
多彩な機能が魅力のコンピューターミシンですが、価格は電子ミシンと比較すると高くなりがちです。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
ミシンの大きさは使いやすさに関係する?
ミシンを選ぶ際に気になるのが、その大きさです。
約7㎏以上の大きいサイズはフルサイズミシン、約6㎏以下の小さいサイズのものはコンパクトミシンとして区別されています。
使いやすさや縫いやすさなどは大きさでどう違うのか、詳しくみてみましょう。
フルサイズミシンの特徴
フルサイズミシンの場合は重さがあるため、テーブルの上などへの持ち運びが少し大変になります。
ミシン自体のサイズも大きくなるため、ある程度の広さの作業場所が必要です。
しかし本体が大きいとソーイングスペースが広くなるため、大きい物を縫う場合にも楽に作業できます。
また重さがあることで本体が動きにくいため、安定して作業できると言うメリットがあります。
さらに本体が大きい場合はモーターがパワフルであるため、縫う操作に安定感があるでしょう。
ミシンが重いと出し入れが面倒になりがちですから、使う頻度や置くスペースも考慮して検討してみましょう。
コンパクトミシンの特徴
コンパクトミシンは軽量になるため持ち運びが大変楽で、狭いスペースでも使いやすいメリットがあります。
しかしフルサイズのミシンと比較すると縫うパワーが劣るため、本格的な縫い物の際には物足りなさを感じるかもしれません。
厚手のものを縫う際もパワーが弱いと縫いにくく感じることがあり、その軽さ故、トータル的に見てもフルサイズのような安定感は望めません。
サイズが小さいためソーイングスペースも狭くなり、大きいものは縫い辛く感じることがあります。
ミシンを頻繁に使う場合や洋服なども作っていきたい場合には、パワフルで安定して作業できるフルサイズのミシンの方が適しているでしょう。
初心者が使いやすい、必ず欲しい機能とは
ミシンを選ぶ際に必ずチェックしたいポイントは、どんな機能があるかということです。
使いやすい機能はじめ、あると嬉しい機能など、それぞれの製品によって搭載されている機能に違いがあります。
様々な機能の中でも、初心者が使いやすい機能は何なのでしょうか。
毎回の作業がスムーズになる、必ず欲しい機能をご紹介します。
作業が格段にスムーズになる、自動糸通し機能と自動糸調子機能
ミシンを使う場合、最初に行うのは糸の準備です。
上糸と下糸を専用の場所にセットしますが、この際に上糸を針穴に通す作業が発生します。
ちょっとした作業ですが、すぐに通せないこともあるので忙しい時などはイライラするかもしれませんね。
しかし自動糸通し機能があるミシンなら、専用のレバーを使って簡単に針穴へ糸を通してくれるためとっても便利です。
そして初心者が使いやすい欲しい機能と言えば、自動糸調子機能です。
ミシンは布の厚さが違うと、糸の調子を整える必要があります。
例えばジーンズなどの厚手で硬い生地は、針を通すのに力が必要になったり、少し荒い目の方が綺麗に縫えたりします。
そんな布の厚さに合わせて自動で糸の調子を整えてくれるのが、自動糸調子機能です。
電子ミシンの場合は、手回しのダイヤルに「自動」といった項目で設定できるものがあります。
コンピューターミシンの場合は、布の厚さや模様、縫い方などによってコンピューターが自動で制御してくれ、最適な糸調子を行ってくれます。
これらの機能は多くのミシンに付属している機能ですが、安いミシンを購入する場合は付いていないものも少なくので、チェックしたいポイントです。
初心者でも使いやすい、上糸と下糸の準備が簡単にできる機能
上糸と下糸の準備も必ず行う作業ですが、それらの作業が簡単にできる機能が付いていると、毎回の準備がかなり楽になります。
上糸は、針の位置に関係なく、ミシン本体の手順に従って糸を通すだけで準備ができる簡単設計機能のミシンが便利です。
初心者の場合、この上糸の準備でミスすることがあり、また面倒に感じることもあるため簡単に上糸の準備できるものがおすすめです。
下糸も簡単に準備できる機能が付いていると、毎回の作業が楽になります。
下糸のボビンを入れたら、指定の場所に糸をかけるだけで縫い始められる設計のミシンが便利で、いちいち下糸を引き上げる作業は必要ありません。
また下糸は、糸が無くなると下糸巻きの作業が必要になりますが、この操作が簡単にできる機能があると、意外と便利です。
これらの便利な機能はそれぞれの製品によって機能の名称が違ったりしますが、そのミシンの機能をチェックすれば確認できます。
作業効率が大きく上がりますから、選ぶ際にはぜひチェックしてみましょう。
入園や入学の準備に、ぜひ欲しい機能とは
お子さんの道具袋や必要になるグッズ類を作る上で、役立つ機能はどんなものでしょうか。
ミシンでのハンドメイドに、ぜひ欲しい機能をご紹介します。
グッズづくりに役立つ、かがり機能とボタンホール機能
お子さんの道具袋や布巾類、簡単なエプロンなどを準備する際などハンドメイドする際に必ず必要になる機能と言えば、かがり縫いの機能です。
布の端はそのままだと、洗濯などで解れてきてしまうため処理が必要になります。
例えば端を中に織り込んで縫っていく処理方法もありますが、細やかな作業になるため面倒に感じます。
縫い方の種類の中に、かがり縫いの機能があればOKです。
布端の処理も楽々できるので、お子さんのグッズづくりにも大変役立ちます。
またボタンホールが縫える機能があると、ハンドメイドの幅もぐんと広がります。
例えばエプロンや簡単な洋服づくりの際には、ボタンをつけることも多いので、あった方がよい機能と言えますね。
この機能が無いと作ってあげられるものが制限されますから、今後のことも考えてチェックしたいポイントです。
お子さん用のグッズに、模様や文字が入れられる機能
最後はお子さんのグッズ作りにおいて、必須ではないけれど人によってはあると嬉しい機能をご紹介します。
ミシンを選ぶ際に気になる人も多いと思いますが、模様や刺繍などが入れられる機能です。
道具袋に模様を入れて可愛く仕上げれば、オリジナルな仕上がりが楽しめます。
またお子さん用のものには名前を入れることも多いので、刺繍縫いでネームが入れられる機能があると助かります。
模様縫いは電子ミシンでも幾つかのパターン使えるケースが多いのですが、数は少なめです。
これに対してコンピューターミシンは多彩な模様縫いが楽しめ、ネームなどの刺繍縫いも可能です。
しかしコンピューターミシンは値段が高いものが多いため、それらの機能が本当に必要かどうかを考えてみることも大切でしょう。
まとめ
今回は、お子さんの入園や入学に備えてミシンを準備する場合の、選び方のポイントをご紹介しました。
初心者でも使いやすい機能や、お子さん用のグッズ作りに役立つ機能などを知っておけば、初めてのミシン選びでも失敗することが少ないでしょう。
しかしミシンは趣味のハンドメイドはじめ、家族の洋服づくりや裾上げなどにも幅広く利用できますから、その他の利用シーンも想定して、種類や機能をじっくり選んでいくことが大切です。