入園準備には欠かせない!初心者向けのミシン選びのポイント
子供が保育園や幼稚園に入園が近づいてくると、親は園のグッズの準備をしなくてはいけません。
中にはバッグなどを手作りするよう指導している園もありますから、裁縫が得意ではない人は困ってしまいます。
そんな裁縫が苦手な方の役に立ってくれるのがミシンです。
ミシンに慣れていない初心者向けに、ミシンの選び方のポイントを紹介しましょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
ミシンの種類と特徴
家庭用のミシンにもいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴があります。
まずはミシンのタイプ別の特徴を知った上で、自分に合っているものを選びましょう。
コンピュータミシン
全てがコンピュータ制御されているミシンで、機能が充実しています。
ミシンに慣れていない初心者の方でもボタンを押すだけで、簡単にグッズなどを作れます。
糸調子や縫い目の大きさ、縫うスピードなど、あらゆる動作が電子制御されていて、糸切りや止め縫いなども自動でやってくれます。
あらゆる設定がボタン1つでできて、初心者の方でも操作しやすいおすすめのミシンです。
他にも刺繍を付けることができたり、縫い目をかわいい模様にできたりなど、機能的にも充実しています。
電子ミシン
コンピュータミシンよりもシンプルな機能で、主に針の上下運動などを電子制御で行っています。
糸調子や縫い目の調節などは、前面にあるダイヤルを自分で操作して調節する必要があります。
機種によっては自動でボタンホールを作れたり、模様縫いができるタイプもあります。
ミシンを昔使っていた方や、初心者でもこれから色々と勉強してミシンを使って裁縫をやってみたい方に向いています。
電動ミシン
昔ながらのミシンで、モーターで制御するタイプです。
足で縫うスピードなどをコントロールするペダルがあり、踏み込んだらスピードが早くなり、弱めたらゆっくりになります。
厚手の生地を縫うのには不向きですし、単純に縫うことに特化したミシンですから、初心者向きではありません。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
初心者に向いているミシンのタイプ
裁縫やミシンに不慣れな初心者の方は、何かとサポートしてくれるコンピュータミシンが便利です。
糸調子や縫い目調節なども自動で調節してくれますし、ボタンを選ぶだけで操作できるという操作性の高さもあります。
ミシン初心者でも、ちょっと勉強しながらミシンを使う回数を重ねることで、電子ミシンでも上手に裁縫できるようになります。
必要な機能は網羅されていますしサポート機能がありますから、自分で設定をいじりながら子供のグッズなどを作っていれば、すぐに操作には慣れてしまいます。
見栄えのいい複雑なものを手軽に作りたいならコンピュータミシン、多少難しくてもチャレンジ精神があるなら電子ミシンがおすすめです。
費用面でも機能が充実しているコンピュータミシンの方が価格は高いですから、費用を抑えたいなら電子ミシンが良いでしょう。
ミシンのサイズも重要
ミシンは主に2種類の大きさがあります。
場所を取らない軽量サイズで6kg以下のコンパクトタイプと、それ以上のフルサイズタイプがあります。
初心者だしそれほどミシンも使わないだろうとコンパクトタイプを選びがちですが、実はフルサイズタイプの方が耐久性もあり実用性に優れています。
コンパクトタイプは軽くて小さい分、部品が軽いもので作られています。
厚手の生地がきれいに縫えなかったり、大きめのものを塗っていると振動で縫い目がブレたりすることもあります。
また、部品が軽いものだと耐久性にも限界がありますから、フルサイズよりも壊れやすい傾向があります。
逆にフルサイズタイプは安定性に優れていますから、どんなものでもしっかりと縫うことができます。
繊細な曲線縫いでも縫い目がきれいですし、カーテンのような厚手で大きなものでもきれいな縫い目に仕上がります。
コンパクトタイプよりも耐久性に優れていて音も静かですし、長年使っても壊れにくいです。
その人の生活スタイルやミシンを使う目的、スペースなども関係してきますから一概には言えませんが、コスパを考えるとフルサイズを選んでおいた方が良いでしょう。
初心者向けのミシンの価格帯
ミシンはいったん買ったらすぐに壊れるものではありません。
数年から10年くらいは持ってくれますから、後悔しないものを選ぶのが大切です。
初心者の方はどのくらいの価格のミシンを買えばいいのか、頭を悩ませるはずです。
1万円程度の低価格なミシンもありますが、すぐに壊れてしまったり厚手の布が縫えなかったりしますから、少なくとも2万円以上のものから選ぶのがおすすめです。
高価なミシンは上限がいくらでもありますから、高くても6万円くらいで検討してみると良いでしょう。
これから趣味として本格的に裁縫がしたいという方なら、10万円超えのものを視野に入れても損はありません。
自分が何を作りたいのかを明確にすると、どんな機能が欲しいのかが見えてきます。
園のバッグやお掃除用の雑巾くらいでいいなら、低価格のものでも大丈夫です。
洋服のリメイクなどもしてみたいなら、もう少し上の価格帯のものを選びましょう。
コンピュータミシン、電子ミシン、電動ミシンの順番で価格が高いですから、予算オーバーするならコンピュータミシンではなく電子ミシンを選びましょう。
機能がシンプルに少なくなるほど価格も安くなります。
不要な機能は度外視してシンプルな機能のものを選ぶなど、工夫次第で価格との折り合いは付けられますから、じっくり検討してみましょう。
あると便利なフットコントローラー
ミシンを足で操作できるフットコントローラーがあると便利です。
伸縮性のある布地など、生地によっては両手で引っ張りながら縫う必要が出てきます。
そんな時に縫い始めや縫い終わりをフットコントローラーで操作できますから、両手がしっかり使えます。
保管に便利な収納ボックス
ミシンは必要な時に出して使うのが一般的で、普段はどこかに保管してあるものです。
電子機器ですから保管状態が悪いと傷みも早くなりますから、しっかりと保管できるように収納ボックスに入れて保管するのが大切です。
ビニールやナイロン製のソフトカバーが付いているタイプもありますが、しっかり守るためにも、硬くて衝撃に強いハードタイプの収納ボックス付きのものがおすすめです。
10年程度は使用することになりますから、耐久性を高めるためにも保管方法にも気を配って、ケースの有無も検討しましょう。
保証期間が長めのもの
ミシンはすぐに壊れる家電ではありませんが、いつかは不調になって修理が必要になる可能性があります。
そんな時に損をしないためにも、保証期間をしっかりとチェックしておきましょう。
メーカーの保証だけでは短くても、ショップ独自の保証が付いている場合もあります。
全部合わせてどのくらいの保証期間になるのかを計算してみて、なるべく期間が長いものを選びましょう。
また、修理を依頼する時に、持っていかなくてはいけないのか、取りに来てくれるのか、郵送の必要があるかなど、修理時の依頼方法や場所、送料の有無なども事前に確認しておくと便利です。
まとめ
子供の園のグッズを作るためにミシンを買うなら、早めに検討し始めるのがおすすめです。
グッズを作ったりお名前を入れたりする細々とした裁縫は意外と時間がかかってしまいます。
紹介したミシン選びのポイントを押さえながら自分に向いたミシンを見つけて、裁縫が苦手なママも子供のためにひと頑張りしましょう。
いじればいじるほどミシンは上手になりますから、まずは挑戦することから始めましょう。