独学でミシンの仕事に就くのは難しい?学校に行った方が良い?

ミシンの仕事は、意外と多く求人に出ています。

そしてそれらの求人には、未経験でも大丈夫とされていることが多いです。

しかしそれは、独学でも大丈夫と言っているわけではありません。

では実際、ミシンの仕事に就くのは独学では難しいでしょうか?

それとも独学でもミシンの仕事に就くことはできるのでしょうか?

ここではそんなミシンの仕事についてみていきます。



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独学でミシンの仕事についた人もいる

実際独学でもミシンの仕事につけたという方はいます。

数は決しては多くはありません。

多くの方はやはり服飾の専門学校などでミシンを学んで、それからミシンを仕事にしています。

でも独学でもそれを仕事にしている人がいるのですから、無理ではないということになります。

独学には弱点がある

ただ、独学でミシンの仕事に就くためには、大切なことがあります。

それは、スキルを高めていないとならないという点です。

ミシンの仕事は、いうなれば職人のそれです。

なので、高いスキルがないと仕事にならないのです。

独学でももちろん高いスキルを身に着けることはできます。

ただ、その効率がどうしても悪くなるのです。

それが、独学でミシンのプロを目指すことの難点です。

なぜ効率が悪くなるのか

独学で学ぶと効率が悪くなってしまうという理由は、基礎が身につかないことがあるからです。

独学で学ぶ際には、やはり作りたいものを作れるようにするというところから始める方が多いですよね。

それも間違いではありません。

でも、そうすると基礎的なスキルが身につかないまま難しいことをしてしまっているということになるんです。

結果、基礎が身につかないままになってしまいます。

基礎が身につかないことの難点は、応用が利かないこと。

応用が利かないと、やはり何を作るのにも苦労します。

だから、基礎を身に着けるというのは、こういう技術職においてすごく大切なことなのです。

間違いを指摘してくれる人もいない

また、独学での成長効率が悪くなる理由として、間違いを指摘してくれる人がいないという点も挙げられます。

たとえばミシンの使用方法で間違っているところがあったとしても、誰もそれを指摘してくれないのです。

誰も指摘してくれないとなると、当然間違えた使用方法のまま覚えていってしまいます。

あとからそれを直すのは簡単ではありません。

これがどこか学校で学ぶのであれば、間違いがあればすぐに指摘してくれます。

その差は意外と大きいんです。



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独学だと仕事を得づらい

また、独学の難点として、仕事を得づらいというものもあります。

ミシンの学校を出ていれば、少なくともある程度の技術があることは想像できます。

その中でも上手い下手はありますが、それでもある程度のスキルがあることはわかるのです。

対して独学の場合はどうでしょうか?

独学の場合には、全くスキルの想像がつきません。

逆にすごくうまい可能性もありますが、全く使い物にならない程度、たとえば家庭科の授業で習った程度の実力である可能性もあることになるのです。

それでは当然、仕事にはなりません。

だから、独学というだけで落とされてしまうことも珍しいいことではありません。

スキルを見せる機会があればいいが

実際にスキルを見せる機会があれば、その点の問題も解消はしていきます。

そして実際に軽くスキルを見せることができる機会をくれることもあります。

でも、それがないところも多いのです。

それがないとなると、やはりスキルにリスクがある方を採用したいと考えるところは少なくなっていきます。

そうしてなかなか仕事を見つけることができなくなるのが、独学の方なのです。

数をかけないとならなくなる

ということはつまり、独学でミシンの仕事を得たいのであれば、数をたくさん受けないとならなくなることが多いということです。

専門学校を出ている人であれば、3個4個受ければ決まることも多いですが、独学の場合は10個くらい受けないと話が進まないこともあるのです。

それにはやはり時間と手間がかかります。

全部テンプレートで応募することができればそんな手間も時間もかかりませんが、そういうわけにもいきません。

それぞれ変えるべきところは変えないとならないので、すごく時間と手間がかかるんです。

そう考えると、応募する数が少なくて済む方がはるかに良いです。

学校に行く以外の方法もある

ミシンのスキルを学びつつ、今後ミシンの仕事を得やすくする方法として、学校に行くという以外の方法もあります。

学校に行くのはたしかに効果的なことではありますがお金もかかります。

そして時間も、2年くらいはかかってしまいます。

それが嫌だという方もいるものです。

アルバイトやパートから始める

そんな方におすすめなのが、アルバイトやパートから始めるという方法です。

アルバイトやパートでも、ミシンの仕事はあります。

そしてアルバイトやパートのミシンの仕事であれば、そこまで高いスキルを求められることはありません。

なので、それであれば独学であっても難なく採用を得られたりするのです。

もちろん条件の良いところは高いスキルを求められることもあるので、条件に関しては多少妥協しないとならなくなることはあります。

でも、ある程度ミシンの基礎、それも仕事で使う基礎をまなびながらお金をもらえるわけなのですから、たとえあまり条件が良くなくてもそれが一石二鳥であることには変わりはありません。

独学の方にはすごくおすすめできる方法になります。

アルバイトやパートにはステップアップもある

アルバイトやパートからミシンの仕事を始めると、そこからステップアップできることもあります。

つまり社員登用されることがあるのです。

そしてそれはだいたいアルバイトとして1年から2年くらい働いている間に言われることが多いです。

専門学校に行ってからそれを出て就職するとなると、いくまでの期間を含めて2年から3年くらいかかってしまいます。

それと比較するとよりスピーディーにミシンの仕事につけているのです。

お金ももらえてよりスピーディーに社員にもなれるわけなのですから、やはりメリットは大きいです。

社員登用から転職した方が良い会社を狙えることも

いきなり専門学校から良い会社を狙おうとしても、なかなかうまくいかないことはあります。

でも、まずはアルバイトやパートから始めて、そこからのステップアップで社員登用されたら、転職でよい会社に入りやすいという特徴もあるんです。

転職では、当然スキルや実績が評価されます。

実際にすでにスキルや実績はあるわけなのですから、転職もしやすいのです。

専門学校からの就職の場合には、スキルはあるかもしれませんが、プロとしての実績はありません。

だから、判断基準が難しくなるのです。

たとえ高いスキルがあったとしても、採用されない可能性が出てきます。

特に条件が良い会社にはライバルも多いですから。

より早く良い条件の良い会社に入りたいならば、アルバイトパートからの社員登用、そして転職という流れを狙うのがおすすめです。

まとめ

独学でミシンの仕事に就くのはたしかに大変です。

でも、必ずしもミシンの学校に通わないとならないということはありません。

アルバイトやパートから始めて、社員登用を狙うという方法だってあるわけですから、無理してミシンの学校に行く必要はありません。

ただ、行くので行くのでメリットがあることは間違いありませんから、何が自分に合っているか、よく考える必要はあります。