子どもがミシンを欲しがったら・・・おすすめキッズミシン
お誕生日やクリスマスなどのプレゼントに、「ミシンが欲しい!」と言われたとき困ってしまう人も多いかと思います。
大人用のミシンをすでに持っている場合は、なおさらですよね。
子ども用のミシンをわざわざ買うか、それとも大人用のミシンが安全に使えるようになる年頃まで待ってもらうか、家庭によって考え方はそれぞれです。
それでも、「どうしてもミシンで縫いたい!」と言われた時どうしたらいいか、おすすめのミシンと一緒に考えていきましょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
子どもがミシンを使うメリット5つ
ミシンは危険だし、どうせ小学校高学年や中学生になれば家庭科の授業でミシンを使うのだからその時まで待てばいいのでは?
という考えも浮かびます。
しかし、ミシンを使って物を作ることで得るものはとても多く、その経験をさせないというのも少々勿体なく感じます。
そこで、子どもがミシンを使って縫物をするメリットを5つ挙げてみます。
生活する上で必要なスキルの習得
縫物は生きる上で必要なスキルです。
将来、服などがほつれたり、破れたりしたときに直すのはもちろん、自分の子供に必要なアイテムを作ったり、小物を自作したりと、ミシンが使えることで便利なだけでなく、趣味も広がります。
目と手の協応動作の改善
食べる、書く、作るなどいろいろな日常動作において、私たちは目で見た情報をもとに手を動かしています。
目で見たとおりに正確に手を動かす能力は、器用さにつながります。
この重要な能力は幼いころから伸ばすことが重要です。
ミシンはまさに目と手の協応動作になります。
集中力の向上
スタートしたらストップするまで常に動き続けるミシンは、塗っている間一瞬も目を離すことを許されません。
ミシンを使うことで高い集中力がつくことが期待できます。
計画性の習得
例えば簡単なクッションを作るにあたっても、布を切って、まち針で止めて、縫い合わせて、裏返して、中に綿を詰めて、縫わずにおいた詰め口を縫って・・・と長い工程があります。
そして、その順番は変えられません。
子どもにとってみたら、事前に計画してその通り実行するのは難関。
そんな難しさに楽しく挑めるのが、縫物のいいところ。
慣れてきたら、自分で一から作れるようになるでしょう。
その時にはかなりの計画力が身についているはずです。
問題解決力の向上
ミシンを使って縫っていたら、スピードが速いこともあって手縫いよりも間違えて縫ってしまうことが増えますよね。
そんなとき、どう間違えを訂正したらいいか、考えるいいきっかけになります。
問題を解決する能力は大人になってからも非常に重要です。
臨機応変に柔軟に問題に立ち向かえる力を養うことができます。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
おもちゃのミシンを選ぶ上でのポイント3つ
大人用のミシンは家にあるけれど、子どもがまだ小さくて使わせたくない、という場合はおもちゃのミシンがおすすめです。
おもちゃだけあって、どれも小さな子どもでも安全に使える工夫がいっぱい。
簡単に使えるので、子どもも楽しく気楽に縫物ができるのもいいですよね。
それでは、選ぶ上でどのようなことに注目すべき3つポイントはこちらです。
安全性
おもちゃのミシンであても針がついていますので、怪我をする危険性があります。
ほとんどのおもちゃのミシンには針が指に刺さらないよう、フィンガーガードがついていますが、どのような形状なのか購入前によく確認するといいでしょう。
また、「おもちゃ」ですので、子どもが自分一人で使いたい!
と主張する場合もあるでしょう。
子どもの年齢を考慮した上で、子どもだけでも使えるか考える必要があります。
どのような布が縫えるか
あくまでもおもちゃのミシンなので、ある程度の能力が限定されています。
指定の布しか縫えないもの、フェルトのみOKなもの、フェルトも綿も大丈夫なもの、ミシンによって様々です。
また、厚手の生地はNGのものが多くなっています。
必ず縫える布の種類を確認しましょう。
どのような作品を作りたいのか、事前に子どもと話してから購入するミシンを決めるといいですね。
使う糸の種類
おもちゃのミシンによっては、糸が不要なものもあります。
生地の繊維をからませて、布同士をくっつける仕組みです。
そのため、裏返せなかったり、用途によってはすぐにはがれてしまったりすることもあります。
毛糸で縫うタイプもありますので、作りたい作品に合うものを子どもと相談するといいですね。
おすすめのおもちゃのミシン2つ
それでは、おすすめのおもちゃのミシンを2つ見ていきましょう。
毛糸ミシンHug+(ハグプラス)
ミシンメーカーが作る本格的なおもちゃミシンです。
名前の通り毛糸を使って縫います。
もちろん針周りにはがっちりとした安全ガードがあり、押さえ高さは4mmと子どもの小さな指が入らないよう細かな配慮があり安心です。
毛糸を使うとはいえ、ミシンへの複雑な糸掛け、下糸のセット、糸通しは不要なので、簡単にすぐに縫い始められます。
フェルトはもちろん綿の生地もOKなので、作品の幅が広がりますね。
フェルトを使う場合は、糸がなくても大丈夫なのもうれしいポイント。
別売りのアダプターを買えば、長時間の縫物も経済的に楽しめます。
フェルティミシン
おもちゃメーカーによるおもちゃミシンなので、小さな子どもでも簡単にミシンを楽しめるよう工夫されています。
専用のフェルトを使って、糸なしで縫い合わせる仕組みになっています。
よって面倒な糸かけなどは一切不要!
こちらも当然針部分に安全ガード付きで、針の露出はほとんどありません。
専用フェルトが必要なのは欠点ですが、子ども一人でも安心しておもちゃ感覚でミシンが楽しめます。
せっかく買うなら本格子どもミシンもおすすめ2つ
上記で紹介したおもちゃのミシンでももちろんきちんと縫えますが、小学生の裁縫好きの子ならば、もう少し本格的なミシンの方が長く使えていいかもしれません。
趣味として、夏休みの宿題として、もし家庭科の授業でミシンが終わらなくて持ち帰って家で縫いたいときなど大活躍間違いなし。
そんな本格的なミシンも2つ紹介します。
はじめてのミシン(電動・手回しタイプ)
ベルメゾンオリジナル商品の、このミシンは名前の通りはじめての人にぴったり。
電動でも縫えますが、プーリー(ミシン向かって右側についている丸い所。
回転させると貼りが上下する。)部分がハンドル式になっていて、手で回して縫い進めることができます。
手回しで縫えば、自分のペースでゆっくり縫える上、好きなタイミングで止まったりできるのではじめての子どもでも安全に縫えますね。
また、おもちゃのミシンほどはがっちりとしていませんが、針周りには指が隙間に入らないよう安全ガードもついています。
ミシンへの表示や説明は子どもでも読みやすく全てひらがなで記載。
直線縫いしかできませんが、縫い目の大きさは4種類から選べます。
お値段がおもちゃミシンより1万円ほど高くなっていまいますが、大人でも十分使えますので、ミシンが苦手でミシンが家にない、という人に子どもと共用で使えておすすめです。
リラックマ RT-1
リラックマがミシン本体にプリントされていて、うきうきほっこりした気持ちで縫物が楽しめます。
TOYOミシンが製造する本格ミシンですが、針ガード付きで安心。
水平窯でボビンのセットも楽々です。
大人の通常のミシンより小さめですが11種類の縫い模様から選べて、作品の幅が広がりますね。
フットコントローラー付きで、中学生、高校生になってからも長く使えそうです。
まとめ
子どものミシン選びの参考になりましたでしょうか。
縫物は初めての子どもや、まだ幼稚園児の子どもにはおもちゃミシン、手芸が大好きな子どもや小学生の子どもには本格的なミシンを検討してもいいかもしれません。
どのミシンを選ぶにしても、最初は必ず大人がすぐ側で見守ることをお忘れなく。
またミシン作業はいつもの遊びとはまた違う複雑性が伴います。
難しいからもう手芸はやりたくない!
ということにならないよう、大人のちょっとしたヘルプで楽しくミシンで縫物をして、手芸好きな子に育つといいですね。