不用になった服はどうしてる?初心者でもミシンがあれば作れる、リメイクアイデアのご紹介
皆さんは着なくなった普段着の服は、どう処分していますか。
不用になった服はリサイクルに出すことでお小遣いになることもありますが、ダメージの状態やノーブランドの服などは買い取ってもらえないことが多々あります。
そんな洋服でも見た目に損傷がない場合は、捨てるのがもったいなく感じます。
そこでおすすめしたいのが、ミシンを使ったリメイクです。
不用になった普段着の服は、ミシンを使うことで素敵な品々にリメイクできます。
今回は普段着として不要になることが多い服を使って、ミシン初心者の方でも挑戦しやすいリメイクのアイデアをご紹介します。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
リメイクはじめ何かと役立つ、ミシンの魅力と選び方
お子さんがいるご家庭や手芸が趣味と言う方は、ミシンが必需品かもしれません。
一般的には頻繁に使うことがないミシンですが、持っているとどんな時に役立つのでしょうか。
リメイクするのに必需品と言えるミシンについて、まずはその魅力や選び方のポイントをご紹介します。
ミシンを持っていると、こんなに便利
手作りの小物やハンドメイドで洋服を作る際には、ミシンが必需品と言えます。
ミシンで縫製することで、既製品の様に丈夫で綺麗な仕上がりになり、使用時も安心して使えます。
縫製の作業も短時間で済みますから、とても便利です。
一般的に結婚や出産を機にミシンを購入するケースが多いようですが、独身の方でもミシンがあると何かと役立ちます。
例えば購入したパンツ類の丈直しが、自分でできます。
大切な服は綺麗な仕上がりが必要なため、プロにお願いする方法が無難ですが、トレパンなどの普段着であればミシンを使って自分でジャストな丈に調節できるので便利です。
また購入した服の丈やシルエットを、自分好みに直すことも可能です。
シンプルなデザインの洋服に限りますが、ミシンを使えば自分でお直しできる場合も多々あります。
さらに各種のカバー類や洋服の一部分がほつれた場合でも、ミシンがあればすぐに直せて便利です。
もちろんお子さんが使う小物入れやバッグ、部屋のインテリアになるクッションやカーテン類などもミシンで自分好みに作れますから、手作りが楽しくなるでしょう。
不用になった服のリメイクも可能になりますから、ミシンはあると何かと役立つものと言えそうです。
ミシン選びに失敗しないためのポイント
ではそんな便利なミシンを、これから購入する場合はどんなものを選ぶと良いのでしょうか。
ミシンは性能によって、その価格に大きな幅があります。
通販で販売している安いミシンの場合、1万円前後で購入できるものも多数あります。
シンプルな機能を備えているため、普通の縫物をするだけならば充分に役立ちます。
しかしミシンは機械ものであるため、使ううちに調子が悪くなることもあります。
上糸と下糸の調整が上手くできなくなって綺麗に縫えなくなる不具合が特に多く、性能が劣るものほどその傾向が強いかもしれません。
ミシンを購入する場合は、どれくらいの頻度で使用する予定かを考えて選ぶことがポイントになります。
今後ミシンを使う予定が多い場合は、少し高額になっても性能が良いものを選んでおきましょう。
ミシン専門メーカーのものは、故障時のアフターフォローも受けやすいため長く使いやすくおすすめです。
またミシンは、ボタンホール機能や祭り縫い機能、刺繍機能など、その製品によって使える機能に差があります。
利用したい機能があるミシンを選んでおけば、長く愛用できるでしょう。
こちらの記事でもおすすめミシン製品を紹介していますので参考にして下さい。
スウェット生地の服を使ったリメイクアイデア
色々使えるミシンの魅力をご紹介しましたが、次は実際に不用となった服を使ったリメイクのアイデアをご紹介していきます。
まずは普段着としてよく着用する、スウェット素材のトレーナーやパーカーなどを使ったリメイクのアイデアです。
初心者でも簡単にできるアイデアの一例として、参考にしてください。
誰でも簡単にできるクッションカバーにリメイク
トレーナーやパーカーに使われているスウェット素材は、収縮性があるのが特徴です。
普段着としてよく利用するトレーナーやパーカーは、古くなると手元や首元が伸びたりして着なくなることが多いかもしれません。
買い取りしてもらえない可能性が高い品ですから、リメイクで再活用できれば嬉しいものです。
収縮性があり丈夫な生地特性を利用して、クッションカバーにリメイクしてみてはいかがでしょうか。
伸びも良く肌辺りも優しいので、クッションカバーへの再利用は最適です。
トレーナーやプルオーバータイプのパーカーは、身ごろの部分をフルに活用できます。
簡単な方法は脇の縫い目をそのまま利用して、後は上下を好みのサイズでカットし、片方を縫った後にクッション材を詰めて縫い閉じるだけです。
クッション材は手芸店などで購入するか、使っていないクッションの中身を再利用しましょう。
ミシンで直線縫いするだけですから、誰でも簡単にできるリメイクです。
スウェット生地は伸びやすいためミシンで縫う際は、引っ張らないように扱うと綺麗に仕上がります。
また少し厚手の縫製になりますから、ゆっくり針を進めるようにしましょう。
椅子や枕のカバーにリメイク
同じくトレーナーやパーカーのスウェット生地を利用して、今度は椅子や枕のカバーにリメイクする方法をご紹介します。
キッチンで使っている椅子や机の椅子、またリビングの座椅子などは、カバーを利用することがあります。
背もたれのカバーは冬暖かく、夏は汗を吸収してくれるため、利用者も多いでしょう。
利用している椅子の形状にもよりますが、シンプルな形状の背もたれであればカバーの利用が可能です。
スウェット地を背もたれのサイズに合わせて筒状に縫製し、片方を縫い合わせることで被せるカバーの完成です。
収縮性がある生地なので、少し小さめのサイズで作れば見た目にスッキリ被せられます。
背の部分にポケットなどを作れば、小物入れにもなって便利ですね。
またスウェット生地は、すっぽり被せられる枕カバーにリメイクすることも可能です。
こちらも少し小さめのサイズで作ればスッキリ収まりやすく、単純に筒状に縫製すればよいだけなので簡単に作れます。
柄物やチェック柄の夏服を使ったリメイクアイデア
夏の洋服に利用されている生地は、柄物やチェック柄などが多く、そのまま生地として使えるケースが多々あります。
特に女性の長めのスカートなどは生地としてたっぷり使えますから、着なくなったものは捨てずにリメイクに活用できないか考えてみましょう。
色々な用途に使える巾着ポーチにリメイク
夏用のシャツ類は後ろ身ごろの生地を使って、巾着ポーチが作れます。
巾着ポーチは色々な用途に使えますから、たくさんあっても重宝します。
着なくなったシャツを利用して、チェック柄のポーチや柄物のポーチを色々作ってみましょう。
仕上げにアップリケなどを付ければ、オリジナルでお洒落なポーチも作れます。
作り方は簡単で、ミシンで袋型に縫製して紐を通す部分を折り返して縫うだけで完成します。
袖の部分をそのまま利用して、小さめサイズの巾着ポーチを作るというアイデアも良いですね。
ボタンがある前身ごろの生地も、縫い合わせることで大きなポーチが作れます。
シャツのポケット部分も、ポーチのデザインとして縫い合わせればお洒落な作品にできます。
お洒落な目隠しカーテンやカフェカーテンにリメイク
着なくなった夏のスカートは、大きめのものへのリメイクが可能です。
夏のスカートには素敵な柄や透け感がある生地が多く、捨てるのはもったいないですよね。
サイズに余裕があるので、お洒落な目隠しカーテンやカフェカーテンなどにリメイクする方法がおすすめです。
スカートの縫い目をほどけば、小窓のカフェカーテンや三段ボックスの目隠しカーテンぐらいのサイズは確保できます。
ミシンを使ってジャストサイズに仕上げられるので、思い通りのオリジナルカーテン作りが楽しめそうです。
また突っ張り棒を使うことで、どこにでも掛けられますから、アイデア次第で色々な場所のカーテンが作れるでしょう。
作り方は簡単で、ミシンで端縫いをした後、棒を通す部分を折り返して縫うだけです。
ジーンズとTシャツを使ったリメイクアイデア
最後は、着なくなったジーンズやTシャツを使ったリメイクのアイデアです。
どちらも普段着には欠かせない洋服ですが、フル活用することでヨレや破れなどが生じて着なくなることが多い洋服です。
これらもミシンを使ってリメイクできますから、そのアイデアの一例をご紹介します。
着古したジーンズ生地を小物入れにリメイク
ジーンズは長く使うことでヨレが出やすく、またほつれや破れが生じて着なくなることが多いでしょう。
柔らかくなったジーンズの生地は扱いやすいので、リメイクにぴったりです。
ジーンズの場合、生地として活用できる部分は少なめなので、小物へのリメイクに適しています。
ジーンズ柄の小物アイテムは既製品でも人気がありますから、アイデア次第で素敵なリメイクが可能です。
簡単な小物としては、テッシュケースやポーチがあります。
ジーンズの足の部分やお尻の部分の縫い目をほどけば、それらの小物を作る生地が確保できます。
もし着なくなった色味が違うジーンズがあれば、それをアレンジすることで素敵なデザインの小物に変身します。
複数のジーンズの生地をパッチワークのようにして縫い合わせれば、素敵な手提げバッグなどにリメイクすることも可能です。
ジーンズは厚手の生地になるため、ミシンで縫う際はゆっくり丁寧に作業することが大切です。
Tシャツと柄物の夏生地を使ってドッキングワンピにリメイク
着なくなった古いTシャツの中でも、見た目に損傷がないものであれば様々なリメイクに活用できます。
収縮性のある生地の特性を生かして、前述の椅子カバーや枕カバー、巾着ポーチやエコバックなどへのリメイクが可能です。
さらにTシャツは、アレンジを加えることで、そのまま衣服としてリメイクできるアイデアもあります。
例えば袖の部分の縫い目をほどいて、ミシンで端を処理することで、ノースリーブ仕様の服に変身します。
Tシャツ生地のカットソーは色々なデザインがありますから、袖をカットした状態でノースリーブとして使えるシルエットであれば、おすすめのリメイクアイデアです。
さらにぜひ女性やお子さんの洋服としておすすめしたいのが、Tシャツを使ったドッキングワンピへのリメイクです。
異素材を使った洋服が人気ですが、Tシャツと夏生地のスカートを合わせて作ったドッキングワンピは既製品としても販売されていて人気があります。
リメイクの方法は、簡単です。
着ていないTシャツをそのまま使い、スカート部分は着ていない夏スカートを使ってリメイクしてもいいですし、最適な生地を購入して縫い合わせても良いでしょう。
綺麗に仕上げるには、スカートのウエスト部分に適度なフレアーを入れて縫い合わせることです。
少しテクニックが要りますが、ミシンに慣れてきたら挑戦したいリメイクです。
まとめ
今回はミシンを使ってできる、着なくなった服のリメイクアイデアをご紹介しました。
トレーナーやシャツ類など、普段着として着用していた衣服は買い取りに出せないことが多く、もったいなくても捨てるしか処分法がありません。
しかしそれらの洋服も、ミシンがあれば様々なものにリメイクできます。
ミシン初心者の人でも簡単にできるリメイクの方法がたくさんありますから、ご紹介したアイデアも参考にしてリメイクに挑戦してみましょう。